特集~close-up のぞみの園派遣

今回は、今年度「国立重度知的障害者総合施設のぞみの園」に1年間の法人外派遣研修をしている当法人の職員 木村凌介さんにインタビューをしました。

高度な支援方法を学ぶ日常に苦労されたり、達成感を感じたりしている一部分を垣間見ることができると思います!!

ぜひ、ご覧ください★

 木村 凌介 ~ RYOSUKE KIMURA

   正職員 支援員
   資格 介護福祉士、社会福祉士
   障害者支援施設勤務

   <趣味>
   ・ドライブ ・運動(ジョギング、バスケットボール)
   ・スポーツ観戦

のぞみの園への派遣研修は、どうして受けようと思いましたか?
強度行動障害を有する方の支援を行った際、支援方法に自信が持てませんでした。

自分自身が不安定な心理状態で支援を行うことで、目の前にいる利用者へも不安感を抱かせてしまっているのではないか、そういった不安感のある中で生活を過ごさせてしまっているのではないかと強く考えるようになりました。

そのため、自分自身の支援に自信と根拠を持ちたく、この度派遣を受けることにしました。
のぞみの園でのお仕事を教えてください。
・日常生活支援(日中活動、余暇活動、入浴や食事等の支援)
・個別支援計画にかかる業務
・担当利用者への支援(入所・退所および他事業所への移行までの様々な業務)
などを行っています。
仕事の内容のうち、やりがいを感じる点と苦労している点を教えてください。
適切な支援の回数を重ねることにより利用者さんが自発的な行動をしたり適切な手順の支援により利用者さんが意思を表出していることを目で見てわかるようになった時に 、支援のやりがいを感じます。
一方で、一人ひとりの個性・特性を十分理解した上でその方の強みや良さを活かした支援体制や支援方法を構築していくことは難しさを感じます。
さらに、支援内容の追加やアップデートが早い利用者さんへの対応、支援内容の見直しが頻繁にある利用者さんへの対応については、今の自分自身では覚えることで精一杯になっています。
法人外の勤務を通じて得た新たな気づきについて、教えてください。
適度な距離感があるのだと感じました。
利用者さんに対し、積極的に関わろう、介入していこうとする支援というよりは、冷静に現状を分析すること、本人の特性を十分理解することに重きを置いていると感じました。
そのため、その方に適したコミュニケーションを展開しており、職員の声かけや声の大きさは意図的に必要最小限にしているのだと感じました。
秋田県社会福祉事業団での経験が活きている点や法人外からの視点で当法人の良いと感じる点を教えてください。
日々の見守りの中から得られる利用者さんの細かな変化に気づく視点や問題行動についての原因が分からないとしても考え得る要因・可能性の分析能力は、今も活用できています。

また、秋田県社会福祉事業団の良いところは地域の方々とふれあうことのできる催し物、家族と一緒に参加することのできるイベント、様々な行事が積極的に開かれていることが、魅力的だと思います。
当法人に取り入れたら良いのではないかと思う点を教えてください。
利用者の理解、表出コミュニケーションを導く研修や利用者が見通しを持って生活を送るための研修について、取り入れるのが良いのではないかと思います。

自分が実地研修を行った中で、表出コミュニケーションは特に強度行動障害を有する方へ具体的な支援の基礎となるのではないかと感じました。
のぞみの園派遣について、後輩にお勧めしたいですか?また、その理由を教えてください。
派遣については、お勧めしたいと思います。
実際の場面を目の当たりにした状況において、 なぜその支援を行うのかという明確な根拠を持った支援方法について一から学ぶことができると感じました。
また、のぞみの園の全ての支援員さんとの日常会話を通じ自分が感じたのは、強度行動障害を示す利用者さんへの支援に対する意識の高さです。
こういった中でともに仕事をすることで、自分自身のモチベーションを高めることができると思います。
今後のキャリアアップにのぞみの園の経験はどのように活かせそうですか?
強度行動障害を有する利用者さんへの支援方法について、適切な支援方法を提案できる職員へと成長したいです。

また、秋田に帰った後も経験を積み重ね、自分自身のスキルや経験を、後輩や福祉未経験の人に対して発信し、福祉分野の中でも特に障害福祉分野の仕事の魅力を広げていけたらと思います。
県外生活で充実している点や休日の過ごし方(おすすめスポット)などを教えてください。
伊香保や草津などの温泉街に行くことができるので、おすすめです!
休日は、秋田県にはない有名チェーン店や、職場の方からおすすめされたラーメン屋を巡るといった感じで過ごしています。交通網が充実しているため東京圏へ気軽に行くことができるのも良いところです。

また、今回はのぞみの園「ふれあい香りガーデン」を紹介します。

「ふれあい香りガーデン」は、環境省が主催する平成24年度「みどり香るまちづくり」企画コンテストという企画で応募し、環境大臣賞を受賞した庭園です。
企画のテーマは共生社会で、のぞみの園の利用者やその家族、のぞみの園を訪れる全ての人たち、さらに地域の人たちなどが、障がいの有無にかかわらず、ふれあい、交流するというコンセプトを具現化する庭園、また、障がいのある人たちを支える福祉施設に対する理解を深めることに役立つ庭園を作ることについて企画したものとなります。

庭園は約330平方メートルの敷地に、バラ、キンモクセイ、ロウバイ、ライラックなど71種161本の樹木とラベンダー、ローズマリー、カモミールなど118種591株の宿根草などが植栽されており、素晴らしい場所です。
MESSAGE FOR YOU
福祉支援の大切な部分である「根拠のある支援の実践」について、日々の業務を行いながら、深く学ぶことができます。
のぞみの園の職員の皆さんは県外の研修へ講師として派遣される方も多く在籍しているため、こちらの質問に対しても真摯に受け止め助言をして下さります。
自分自身の支援スキルや知識の向上に間違いなく結びつきますので、ぜひ前向きに検討して頂けたらと思います。
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