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令和6年度 秋田県社会福祉事業団「実践発表会」を開催しました

 当事業団では地域社会から信頼される施設づくりのため、各施設の一層の創意と工夫により利用者本位のサービス提供に取り組んでいます。各施設の取組みを相互に理解し、職員の資質の向上を図るため、毎年『実践発表会』を開催しています。12月13日、中央シルバーエリアで開催した実践発表会には、集合とオンラインで各施設より多数の職員が参加しました。

〇 実践発表1「根拠に基づいたオーダーメイドの支援アプローチ」

  発表者: 高清水園 本津利彦 ・ 伊藤芳一 

「障害特性を学び、対象者とその方の背景を知り、支援アプローチの改善・実践を繰り返し『根拠に基づいたオーダーメイドの支援アプローチ』の組み立てを行う」

利用者一人ひとりに向き合い、統一したチーム支援に繋げていく高清水園の取組みについて理解の深まる発表でした。

 

〇 実践発表2「みんなで目指す生きがいづくり~日中活動の充実とeスポーツへの取組み~」

  発表者: 障害者支援センター御所野 村井蓮弥

利用者の生きがいづくりや交流を図るため「日中活動の充実」を目指し、出前講座や利用者主体の創作活動の他、支援員が得意とする「eスポーツ(テレビゲーム)」を導入する等、活動強化の取組みについて発表しました。

 

 2施設の実践発表について、当事業団の支援アドバイザーである秋田大学教育文化学部こども発達・特別支援講座 鈴木徹准教授より講評をいただきました。

 実践の発表のあと、自閉症であり作家の東田直樹氏・母の東田美紀氏より「僕が子どもの頃わかってほしかったこと」と題してオンラインによる講演を行っていただきました。貴重な話を伺う機会となり、皆、集中して聞き入っていました。講演の最後に、東田直樹氏から文字盤ポインティングにより、「僕は支援者の方が正しいと思う支援だけでなく、自分たちができる支援をやろうとされているのが素晴らしいと思いました」と今回の実践発表の感想をいただきました。

 

〇 報告 「予告をするということ」

  報告者: 事務局 事業推進課 佐藤啓太

最後に、今年度、派遣事業として国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」で勤務している職員が、強度行動障害の方の予期不安を解消するための「予告支援」について報告を行いました。