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令和3年度 相談支援従事者【初任者】研修 を開催しました。

今年度より秋田県からの委託を受け、令和3年度相談支援従事者初任者研修を令和3年8月~令和4年2月の7ヶ月間にかけて実施しました。

この研修は、地域の障がい者等の意向に基づく地域生活を実現するために必要な保健、医療、福祉、就労、教育などのサービスに係る総合的かつ適切な利用者支援等の援助技術を習得することにより、相談支援に従事する者の資質の向上を図ることを目的としています。

受講対象者は、秋田県の指定相談支援事業所等において相談支援専門員として勤務する予定のある方や市町村の障害児者相談支援窓口担当の方等のうち、実務要件に該当する方です。

 

【研修1日目・2日目】

今年度は新型コロナウィルス感染症対策のため、WEBで聴講するeラーニングでの講義としました。相談支援の目的や基本的視点、障害者総合支援法などに関する理解についてなど、計11時間というボリュームのある内容を勤務先や自宅で聴講し、詳細なレポートを作成するという作業は大変だったと思います。

 

【研修3日目・4日目】

10月18日~10月19日の2日間、秋田県中央地区老人福祉総合エリアにて集合研修を行いました。新型コロナウィルス感染症対策のため、会場を2つに分け密を避ける形での開催としました。それにより、多目的ホールで行っている講義を別室である視聴覚室にWEBでリアルタイム中継をするという今までにない研修形態となりましたが、大きな混乱もなく2日間の日程を終えることができました。

 

 

 

-2会場をWEBで繋いで同時進行する様子-   

 

 

 

 

-講師陣が相談者本人やその家族、

 サービス管理責任者などの他者・他業種に

 なりきり『担当者会議』を再現した様子-

 

 

 

【実習1】

令和2年度のカリキュラム改変により、インターバル(実地研修)が新たな科目として加わりました。これにより、秋田県内の基幹相談支援センターや市町村の相談支援事業所に受講生を受け入れていただき、モデル事例を通じてケアマネジメントのプロセスについて体験しながら学んでいくことが出来るようになりました。

 

【5日目】

12月7日、再び秋田県中央地区老人福祉総合エリアに会し、実習で得た経験や作成した課題を持ち寄りグループワークを主に行いました。討議を通してグループスーパービジョン(グループとしての専門性の向上、気づきの共有を図る取り組み)を体験し、その手法と重要性を学びました。

 

【実習2】

研修5日目で得た意見やアイデアを受けての気づきをもとに、2回目の実習では受講生自身が実際にプランニングした課題に対して受け入れ先から専門的な助言を受け、再構築していく過程を体験しました。

 

【6日目・7日目】

研修最終日程である5日目・6日目は1月27日~1月28日を予定しておりましたが、新型コロナウィルス感染症流行に伴い急遽日程と研修体系を見直しての開催となりました。

まず、2月10日と2月14日にはMicrosoft teamsを使用しての開催に切り替え、WEB上で講義やグループワークを実施しました。

事前に接続テストや、パソコン画面上での討議の際に意見のやり取りに有効なツールである”ジャムボード”の使用方法などの説明も行うなど、受講生の皆様には多くの時間を割いていただく形となりましたが、研修当日は多数の意見が飛び交い有意義なグループワークとなりました。

 

 

 

 

また、WEBでの参加ができない受講生を対象に2月17日~2月18日に集合研修を行うことで、受講生全員が無事全課程を修了し、相談支援専門員としての資格を取得することができました。

 

日々新型コロナウィルス感染症の流行が推移し予測がつかない状況の中で、受講生及び講師・ファシリテーターの皆様には、開催の都度参加方法や内容の見直し等に快くご協力いただきました。研修スタッフ一同、心より感謝申し上げます。