4.今月のオススメ図書 秋といえば? みなさんは何を連想しますか? 読書の秋、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋とたくさんありますね。 今月は時節柄美味しそうな料理が登場する食べ物系小説5タイトルご紹介します。 番号でお申込みいただいても大丈夫です。 1.食堂かたつむり 小川糸著 6:11 ある日料理店のアルバイトから戻ると、家財道具もろとも同棲していた恋人の姿は消え、部屋はもぬけの殻になっていた。衝撃的な失恋とともに声まで失った倫子は故郷に戻り、小さな食堂を始める。お客は一日に一組だけ。決まったメニューではなく、事前のやりとりからイメージをふくらませ、その人のためだけに作る料理。食べるお客様に変化が現れ、いつしか「食堂かたつむり」で食事をすると願い事が叶うと言う噂が広まっていった。 2.タルト・タタンの夢 近藤史恵著 4:27 店の常連の西田さんはなぜ体調をくずしたのか?甲子園をめざしていた高校野球部の不祥事の真相は?下町の片隅にある小さなフレンチ・レストランのシェフ三舟が、不思議な事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。 3.うしろむき夕食店 冬森灯著 7:06 落ち込んだ夜は「うしろむき夕食店」を探してください。“うしろむき”なんて名前だけど、出てくる料理とお酒は絶品揃い。極上の料理と乾杯の声が、あなたの迷いを優しくほどいてくれます…。 4.エミリの小さな包丁 森沢明夫著 9:57 信じていた恋人に騙され、職業もお金も、居場所さえも失った25歳のエミリは、南房総の祖父の家へ転がり込む。そこで、無口な祖父や、周囲の人たちの優しさに触れ…。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒やしの物語。 5.しぐれ茶漬 武士の料理帖 柏田道夫著 7:48 人にはそれぞれに想いのある料理がある。鰻丼から、天ぷら、きんつばまで、涙、怒り、笑いを江戸の味にのせて調理した「掌の小説」。「武士の家計簿」「武士の献立」の脚本家が描いた超短編集。