8.おらがたあきてん 10月27日のさきがけ新聞で音訳のボランティアが県内で減少し、希望者が少ない、このまま減少が続くと利用者のニーズに応えられなくなるなど、当館のサービスに触れた記事が掲載され、利用者の皆さまにはご心配をおかけいたしました。今年の読書週間が始まることから読書に親しむことにスポットを当てたのだと思いますが、読む方によっては違う意味合いに捉えてしまう見出しや記事でした。視覚に障がいのある方の読書の楽しみ方とそれを支援する社会活動の紹介と解していただきたいと思います。音訳者が秋田県の社会現象として不足して苦労しているような状況にはありませんので、変わらないご愛顧をお願いします。 館長 橋 9月24日(土)に大館市立中央公民館で行われた「まなびピア2022in大館」にプチっと点字体験のブースを出展しました。多くのお客様が行きかう中お声がけし、46名の方に点字の体験を行っていただきました。子供連れのお客様も子供さんと一緒に点字体験。笑顔でお話をしながらプチィっとしているのが印象的でした。また来年もお邪魔しま〜す。 皆さんに点図だよりでお知らせしていました、第2回目の利用者懇談会を予定通り、10月16日(日曜日)に大館市総合福祉センターを会場に行いました。 5名の利用者の方の参加を得ました。 出席された方から日頃困っていることや、行政への質問などが出ましたが、大館市福祉事務所から参加された2名の職員から、明快な答え、説明を受けられていました。また、協力していただいた、北林商事さんからも最新機器などの情報提供もあり、参加者の方からは、「有意義な時間が過ごせた」とのお言葉もありました。 来年度は、どこの市町村にお邪魔することになるのか、この点図だよりからの情報をお待ちください。   秋田市にぎわい交流館AU2階で令和4年11月3日(木)〜5日(土)に行われた秋田県身障協会主催の第22回心いきいき芸術文化祭にプチっと点字体験を出展しました。11月4日(金)のみの出店でしたが、10名の方に点字体験を行っていただきました。その中でのエピソードを一つ。 来館者にお声がけし体験していただくわけですが、「体験したい」と椅子に座った方が、知的に障害を持ったお客様で、自分の名前の点字を点字機に打つことが出来ませんでした。その時、館の職員は「好きに点字を打って、プチっという音を楽しんでください」とお話ししました。お客様は、簡易点字機にスムーズに点筆を使用していました。出来上がったのは、ハート形のしおり。リボンをつけ、お客様の名前と今日の日付を書きプレゼント。世界に一つのしおりが出来上がりました。