4.今月のオススメ図書 いま読むべき「感染症」の小説 7題 番号でお申込みください。 @コロナ黙示録  海堂尊著 新型コロナウイルスの襲来により、大混乱に陥った日本。雪見市救命救急センターでクラスターが発生し、速水晃一センター長らは その対応に追われる。一方、東城大学医学部付属病院でクルーズ船感染者を引き受けることになり…。 A夏の災厄 篠田節子著 昭川市…。どこにでもあるような町にミクロの災いは舞い降りた。熱にうなされ痙攣を起こしながら倒れていく人々。後手にまわる 行政の対応。撲滅された筈の日本脳炎がニュータウンを死の町に変える…戦慄のパニック・ミステリ。 B首都感染 高嶋哲夫著 二〇××年、中国でサッカー・ワールドカップが開催された。しかし、スタジアムから遠く離れた雲南省で致死率六〇%の強毒性 インフルエンザが出現! 中国当局の封じ込めも破綻し、恐怖のウイルスがついに日本へと向かった! C臆病な都市  砂川文次著   鳥の不審死から始まった新型感染症流行の噂。その渦中に首都庁に勤めるKは巻き込まれていく…。組織の論理と不条理、怖れと 善意の暴走を生々しく描く。新型コロナ感染拡大の前に書かれた新鋭による問題作。 Dサリエルの命題  楡周平著   少子化は正しい。問題は長寿だ。 突然発生した新型インフルエンザで、離島の住民が瞬く間に全員死亡。そしてとうとう本州にも感染者が。頼みの治療薬の備蓄が 尽きる時……。助かる命に限りがあるなら、将来ある者を優先せよ。迫真のポリティカル・サスペンス! E月の落とし子 穂波了著   新しい時代の有人月探査「オリオン計画」で、月面のシャクルトン・クレーターに降り立った宇宙飛行士が吐血して急死する。 死因は正体不明のウィルスへの感染!? 生き残ったクルーは地球への帰還を懸命に試みるが…。 F再発 仙川環著   父親が急逝してやむなく実家の医院を引き継いだ成田真澄《なりたますみ》は、中央から田舎の町医者に転じた未練に悶々と する中、従妹が原因不明の病に倒れ、治療方法も分からぬまま死に至らせてしまう。るその症状が狂犬病と酷似していることが 判明した。国内では撲滅したはずの殺人ウイルスが約半世紀を経て再上陸したのだ。政府の正式発表により町民はワクチンを 求めてパニックに陥り、飼い犬の無差別殺害も続出した。はたしてその感染源は─!?