8.おらがたあきてん  貸出し 田中 7月14日(水)・15日(木)の二日間、秋田市立秋田北中学校2年生の4名が職場体験学習をしました。 貸出しや返却など、実際に体験してもらったり、点字の学習もありました。 また、8月19日(木)は河辺小学校6年の佐藤さんが、点字図書館ボランテイア活動の体験をしました。佐藤さんは8月に行われた図書館探検に参加し、点字図書館をもっと知りたいという目的で参加してくれました。 参加した皆さんの感想を皆様にもお届けいたします。(ご本人の了承済です。) 秋田市立秋田北中2年 長内《おさない》那由《なゆ》さん 今回の体験では、郵便の貸し出しや返却などの体験がとても心に残っています。たくさんの図書に触れ合うことができ、たくさんの棚から探すのは、とてもたいへんでしたが、みつけられたときの達成感と手伝ってもらった感謝で、楽しかったです。コンピューターへの打ち込みも最初は苦戦しましたが、2日目は、1日目よりはスムーズにできてよかったです。障害者の方のための道具の展示のところで、より視覚障害を持つ方への工夫が巧らされていて普段の生活の何気ないところへも、そういった工夫がされていることに驚き、意識して生活してみようと思いました。点字体験は、一つの点を打つのにもけっこう力が必要だったので、頑張りました。覚えるのにも、けっこう難しくなかなかスムーズに進められませんでしたが、職員の方のサポートもあり、楽しく体験することができました。 今回の体験で、あらためて、自分の中での障害のイメージや感覚を変えていき、それが世間にもどんどん広まっていけばいいなと思いました。 館長さんをはじめ、職員の方々にたくさん、やさしくサポートしていただき、安心して楽しく体験することが出来ました。本当にありがとうございました。 秋田市立秋田北中2年 佐藤奈菜さん 私は今回初めて点字の仕事の一部に触れて、仕事の種類がとても多いことに驚きました。貸出しという一つの仕事であっても、貸出し、管理、せいさくなどの複数の仕事があり、さらにその他にも別の仕事がありと…確かにこんなに仕事があったらボランティアをお願いしないと仕事が回らないなと体験して感じました。私は今回は貸出しと点字の書類のせいさくの二つしかしていませんがどちらとも仕事の作業が多く、おぼえるのがとても大変でした。みなさんがこれらの手順をおぼえ一日中これをくり返し行っていると思うととても頭が上がらない思いになります。 仕事の他にも、点字図書館自体もバリアフリーに富んでおり、目の不自由な人や弱視の人をとても考えているということが感じられました。 秋田市立秋田北中2年 清水なつみさん  点字図書館というので、棚がたくさんあってその中にたくさんの点字の本があると思っていたのですが、CDが多くおどろきました。ほとんどがゆうびんでかし出ししているのにもおどろきました。もって歩けるような小さなきかいで音訳を聞けてすごいと思いました。これからももっと化学が進歩していってどんな人でも住みやすい社会になっていけばいいと思いました。  CDが特別なきかいでしかきけないのにおどろきました。音が出るものがあり、楽しく生活できるような感じがしました。また、新聞の記事を読んでもらえたりするところがふつうの図書館とちがっていてすごいと思いました。 点訳をしてもふつうの本の厚さとはあまり変わらないと思っていましたが、実物を見て一冊の本を点訳すると何冊もできてしまうことがわかりました。  他県の点字図書館と協力することがあると知れて良かったです。 秋田市立秋田北中2年 竹内桃佳さん このたびは、きちょうな体験をさせていただきありがとうございました。私は今回の職場体験学習で点字のこと、障害のことなどを学ぶことができました。もともと私は、点字に興味はないし、読めない。というかんじでしたが今回の体験をとおして、点字に興味を持つことができました。本の貸出し体験では、とてもたくさんあるデイジーの中から1つのCDをさがしだす大変さ。点字テープ作り体験では点字を打つ大変さ、利用者の方々にわたす封筒作りの大変さも学ぶことができました。 このけいけんを生かし、将来の夢を決め、その目標に向かってがんばります! 本日は、案内や体験の準備など職員の方々、ほんとうにありがとうございました。 秋田市立河辺小学校6年 佐藤香帆さん 夏休みの点字図書館の探検隊に参加したのをきっかけにどんな仕事をしているのか興味を持ち、私にできるボランティア活動をお願いしました。  たくさんのお仕事を経験させていただきましたが、その中でも特に印象に残っているお仕事が2つあります。1つ目はカセット図書の整理です。整理するのは大変でしたが楽しい作業でした。2つ目は貸し出し作業のお手伝いです。わかりやすく管理するためにいろいろな工夫がされていることに驚きました。  今回のボランティア活動を経験し、目の不自由な方のために、たくさんの工夫や人達がたずさわっている事を知りました。私は読書をする事が大好きなので、目の不自由な方も同じように本を楽しめる環境をつくる仕事があることがうれしかったです。 いかがでしたでしょうか。 皆さん、一所懸命がんばってくれました。今回の学習がこれからの障がい者との接し方の意識に役立ってくれることを願います。 さて、貸出し担当からのお願いです。 最近、デイジー図書返却時の郵送ケースと中身がバラバラに入って返却されることが急増しています。一度に5タイトル貸出しが出来るようになり、返却時にどれがどれだか戸惑っていらっしゃるのかもしれません。バラバラに返却された場合、作業に手間取り、貸出し業務が遅れてしまいます。 どうか返却時には今一度確認してくださいますようお願いいたします。 また、返却した、まだ返却されていないとの押し問答も増えています。郵便の配達が一日程度繰り下げて配達されるようになり、貸出しの郵便物の配達は今までより遅れています。通常は返却が確認されてから、次の貸出をしますが、電話などで申し込みしていただきますと対処します。リクエストがない場合、発送は遅れますのでご注意ください。