8.おらがたあきてん 貸出し 田中 今月のおらがたあきてんは、小澤館長と貸出し田中が9月7日に録音した対談を掲載します。 対談内容そのままの文です。 田中 ハイ、皆様こんにちは。貸出しの田中です。   コロナ禍の中ですのでマスクをかけたままお送りしますのでご了承ください。   今月は皆様お待ちかねの、4月に新しく着任しました、小澤館長をお迎えしました。(拍手)   点図だより4月号でごあいさつしていただいておりますが、あらためて自己紹介をしていただきます。   館長よろしくお願いします。 館長 はい。皆様いつも点字図書館をご利用いただきありがとうございます。   4月に点字図書館に参りました、小澤久範と申します。皆様どうかよろしくお願いいたします。   なにか言えばいいのかな? 田中 なにかご家庭のエピソードでもお願いします。 館長 すみません、大した家庭でもないんですけども…(笑)   えー、私昭和33年6月生まれのかに座です。   現在63歳。   うちには妻と長男と長女、そして一番大事にしている猫がおります。あの猫と言いましてもただの雑種で、俗にはちわれという猫で、猫の名前がニャングムといいます。 田中 ニャングム!(笑) 館長 実はどうしてこういう名前が付いたかと言いますと、えーうちの妻が韓国ドラマが大好きで、あのチャングムの誓いというドラマがあったんですね。たまたま雑誌を見てたらどっかの猫にニャングムという名前がついていて、たいそう気に入りまして、今のうちの猫にニャングムと言う名前を付けました。でも家族は皆恥ずかしいものですから一応通称ムタロウ。ニャングムのムを取ってムタロウという名で呼んでおります。  田中 (笑)すいません、「ム」だけですか? 館長 そうです。(笑) 田中 かわいそうに‥りっぱな名前なのに「ム」だけなんて… 館長 ただ、あれですよ、動物病院の診察券はちゃんとニャングムという正式名称が載ってます。 田中 小澤ニャングム 館長 小澤ニャングムちゃんです。(笑) 田中 (笑)わかりました。ちゃん(…)ですか〜   以前、毎晩猫ちゃんを抱っこしながら散歩して歩いているという情報があったんですが… 館長 あ、その通りです。実は夜もそうですけど、朝もですね。ずっとうちの中に猫を置いてるもんですから外の草を食べたいと。そうゆうことがありまして、朝と夕、私が抱いてうちの庭に連れて行って草を食べさせてそれが終ったらまたうちの中に入ると。ただこれは私しか出来ないんですね。うちの家族みんなちょっとね‥うちの猫実はかじるんですよ。よく…なもんですからみんな怖がってやらなくて私だけがその仕事をおうせつかっている・・・ 田中 なるほど 館長のお肉はおいしくないと。 館長 そうゆうことだと思います。 田中 あー なるほどねー(笑) 館長 はい 田中 毎朝連れ出してお散歩に歩いてるということですね。お庭だけ? 館長 そうです。あの実はですね。うちの敷地から外に出るなと家族に言われてまして… 田中 どうしてですか? 館長 これはですね。男が猫を抱いて歩いてれば不審者と疑われるので近所迷惑という事になるのでうちの敷地から一歩も出ないようにと厳しく言われています。 田中 なるほど (笑) 館長 はい 田中 そこですね。問題は! 田中 色んなお話しを伺いたいと思うんですがまずご利用者のみなさまから新しく来た小澤館長ってどんな感じ?見た目どんな感じ?って言う質問を何度か頂いてるんですね。 田中 いまここで田中的に観察したところをみなさんにご紹介しますね。まず、一般に言う中肉中背です。立ち振る舞いはシュッとした感じ。いつも白シャツにズボンというのをきちんと着こなしているという感じです。雰囲気は見た目、見た目ですよ。見た目は静かです。我々職員の話しにはしっかり耳を傾けてくれるという感じです。   突然話しは変わりますけれども今年1年遅れてオリンピックとパラリンピックが有りましたけど前館長の熊谷さんと会談した時にもオリンピックの話題をしてその時は我々は小学校1年生だったねというお話しだったんですね。ところが今聞いたら小澤館長は更に一つ下だったという… 館長 そうです、そうです、私はまだ小学校に上がってなかったと思いますけども実は昭和39年のオリンピックというのは実は私、父が1才半の時亡くなりまして母が働いて生計をたててたんですけども、看護婦さんたちが入る寮がありましてそこに管理人兼ご飯作る、住み込みでいたんですよ。そこの寮にテレビはあったんですけど私が住んでいる管理人室にはテレビが無くてなかなか自分が見たいテレビも見れない状態だったんですけどもオリンピックの時に母が白黒ですけどもテレビを買ってくれたという思い出があります。 田中 その時に開会式はご自宅のテレビで見たという… 館長 そうですね 田中 賛否両論がありましたけどオリンピックも開催されてパラリンピックも開催されて終ってみて私的には、あー開催してくれてありがとうって言いたいところなんですね。なんでかって言うと特にパラリンピック!色々大会を経てきてますけど、地元日本開催ということでパラリンピックの競技を殆ど見たことがなかったそれを今回じっくりテレビであちこちで見て、こんなに感激するものなのかと。我ながら実はすごく感激したんですね。色んな競技でやっと勝った人、夢を叶えた人、そうゆう人達を見て障害の方達もこんなにやれるんだというのを大変感激して見てましたね。 館長 うーん なるほどねー 確かにねー 田中 涙が出てきましたよー がんばれと!   途中で叫んでましたよ。 館長 例えばJRとかも無人駅が多くなったりして障害を持ったみなさんが交通機関利用する時にお手伝いの方がいなかったりして、大変だっていう話しも聞いたことあります。 田中 そうですよね、なんでもそうですけども、何か事故があったりとか不都合があってからはじめて動くという事態が多いですよね。 館長 そうですよね、確かにね。 田中 何年か前の利用者懇談会でもありましたけれど、ビックリしたのは5人いるうち4人までホームに落ちたことがある。 館長 危険ですねー 田中 それでビックリしたことがあったんですけど、落ちたというか足がはまっていったとか、そうゆう目にあったことがあるという方がおられたので、これはまだまだだなーと思いましたね。 館長 確かホームドアは秋田駅についてないんですよね。あれはですね1日の乗降客が何人以上の駅に設置するという規定があるみたいで、残念ながら秋田駅というのは設置条例に見合うような乗降客がないみたいです。 田中 へえーだって1人いても必要でしょ?本当は! 館長 そうですね 田中 そこがお役所仕事って言うか… 館長 まー経費の関係とかもあるんでしょうけど   もいずれやはり全ての駅にホームドアが設置になればいいかなと思いますけどね。 田中 確かにそう思います。 田中 秋田市に限らずですけども、特に秋田市、秋田県はもっともっと環境を整える運動とか訴えが必要かなって思いますね 館長 そうですね 確かにね 田中 1人の人が頑張って声上げても何にもならないので、みんなで声を揃えて、色んな形で進めていけたらいいなって私はいつもそう思ってますね 館長 すばらしいですねー 田中 すばらしいでしょー(笑) 館長 田中さんはすばらしい職員ですね(笑)   確かにその通りだと思います 田中 今回はパラリンピック見れて良かったなと。…最後にですね職員の話し出ましたけども館長が初めて4月に着任なさった時にどうでしたか。ここの図書館の雰囲気は…。 館長 なるほど、そうですね。私もこの年になるまで何ヵ所か色んな職場を経験しましたけれども最初点字図書館に来た時にはみなさんプロの集団だなーと 田中 ほーーーーー 館長 それこそきちんと自分の仕事に一つ一つ向き合ってという風な印象を私は受けましたけどねー。田中さんを筆頭に。 田中 ホッホッホッホ そうですか… 実はみなさんご存じだと思いますけども貸 出は書庫の中に事務室があって大元の事務 室とは離れていて佐田さんと2人で籠ってるんですよ。 お陰様で私なんか佐田さんが夕べ何を食べたかまで知っています。そうゆう感じですけど事務室はマジメなんですよねー。館長始めね! 館長 いえいえいえ、私が来て一番不真面目だと 思います。はい 田中 うちの職員はみなさん明るいというか、   うん気持ちがいいというか… 館長 そうですねー 田中 実は根性悪いのは私だけとか… 館長 うーん そうですねー 田中 ハッハッハッハッ 田中 言われてしまいましたー (笑)   でも まー みなさん仲良くやってると私は思ってます。 館長 その通りですね。気持ちよく仕事させて貰 ってます。 田中 そこは館長が温かく見守って下さってるっ てことで。館長そうゆうことにして下さい。   田中 では皆さん、さようならー 館長 さようなら皆さん!