7.おらがたあきてん 田中 皆さん、こんにちは。貸出しの田中です。 今月の「おらがたあきてん」は、われらが館長に田中がインタビューします。 本日はコロナ対策のため二人ともマスクをしています。 昨年5月の「おらがたあきてん」で「教えて館長」と題して掲載したところ、皆さんそれぞれイメージを膨らませていたようで、利用者懇談会、情報機器展などで館長と接する機会をたいへん楽しみにしている方もおられます。皆様からはもう一度館長をとりあげてほしいとのご要望がありましたので、貸出し田中がむりやりインタビューします。 皆様ご要望ありがとうございます。 今月は題して「おしえて館長part2」です。 (パチパチ) まず今年はコロナ禍から始まった年度で、計画されていた行事などが中止になったりで、残念なことが多かったように思います。館長としてはどのような思いで今年上半期を乗り切ったのでしょうか。また下半期の抱負をお願いします。 館長 はい えー、令和2年度に向けて利用者懇談会とか情報機器、体験会、そういったものをちょっと積極的に展開していきたなと思っていた年でしたけども、まず、1月からコロナがいろいろ流行してしまって、その中で強行することも出来ないと。 ただ、利用者懇談会とか情報機器展をやることによって、利用者の方々そしてそのご家族、一般の県民の方々から、うちの点字図書館に期待しているものとか、逆に点字図書館が何をやって、どういう風なサービスを使うことが出来るのかという風な情報のやり取りが出来れば、少しでも多くの方に充実してもらえる、そんな手伝いをできるかなという風にして考えていたんですけども、なかなか収束が見えてこなくてちょっと残念なところがあります。 下半期に向けてですけども、上半期にできなかったことを、少し形を変えてやっていければいいのかなと思ってます。 まだまだ収束していないので、皆で集まって懇談の場をつくるのは難しいかと思うんですけども、なんとか、点字図書館からのメッセージを皆さんの所へ届けたいなと思いますし、さっき言ったいろんな方々から点字図書館のサービスを知ってもらいたいなという風に思っています。 まず、手始めにやったのが、ホームページのリフォームというものを、結構勝手にいじらせてもらいました。 たとえば、ちょっと見えなくなってきた、見かたがちょっとあんばい悪くなってきたなあ、という人が、どこに相談に行けばいいのかな、ということもあろうかと思いますし、また、市役所の福祉課に行ってみようかな、と。で、私はこうこうこういうふうなサービスを期待しているんだけども、どこに行ったらいいでしょうか。という質問にいろんな方が答える時代。今インターネットの時代なので、ホームページで検索して、あ、ここに行ってみたら?あなたに適当な助言、アドバイスがあるかもしれないよ、とかそういった風にして点字図書館に繋げてもらえればいいのかなと思って、インターネットというものを媒介にしてホームページを見てもらえるようにちょっといじりました。 それが、まず手始めのことです。 ご本人、また家族そして一般県民の方がいろんな支援を求めている。そして支援をしようとしている方々が気にかけて、簡単にここに行けばこんな事が分かるんだという風にして、使ってもらえればうれしいなと思って。 それを下半期に心掛けてちょっと整理をしていきたいなと思います。 で、来年度はコロナが収束して、また皆で会って、お話をして、楽しく過ごせる時間が創れればいいなと思います。 そんなことを下半期に向けて考えてました。 田中 ありがとうございました。 館長 田中さんは何かありますか。 田中 利用者懇談会とか情報機器展は唯一私たちが利用者と接する機会でありましたので、大変貴重な会であったのですが、それが今年は無くて、とても残念です。その代わりと言っては何ですが、点図だよりも、出来る限り試行錯誤しながら、皆さんにこちらの意図を分かっていただけるように、頑張っているつもりですので。 館長 頑張っているというか、無理やり聴いてもらっているというか(笑) 田中 (笑)そうなんですけども、どうしたら皆さんに楽しんでいただけるのか、まあ、そういう事を常に考えておりまして、館長を巻き込んでしまいましたけども・・・。 館長 あのー、コロナの対策として、自分が心掛ける、その一つに、免疫力を高めるという事があるらしいんですよ。それには、笑うという事がいいらしいんですよネ。 田中さんが言うように、点図だよりを読んで、クスクス笑って、免疫力を高めてもらえれば、これに越した事はないでしょうかね。 田中 そうですね(笑) 館長 (笑)田中さんは一所懸命頑張ってください。(笑) 田中 少なくとも私と館長は毎日アハハと笑ってるので、かなりの免疫力があるかもしれません。 館長 (笑)そうですね。なんとなく免疫力を付けなければならない年ごろかな? 田中 (笑)そうでしょうか。その話はまた後でありますけど。実は館長とお会いした皆さんは、声が素敵だとか、歌を聴きたいとかおっしゃる方がおりましたけれども、歌のほうはどうですか。確かね、趣味は音楽やら落語をよく聴くとおっしゃてましたけれども、最近よく聴く音楽って何ですか。 館長 これと言って好んでこの人のとか、このグループのとかは無くて、ただ流れてるものを聴いてる、ほぼラジオから流れてる、そういったものを聴くという感じなんですね。あとは寝る時によくCDプレーヤーでいろんな音楽やら落語を聴いていますけども、最近はロックグループのクイーンだとか、ちょっと古いけれども、だれだっけ、マイケルジャクソンも・・ 田中 ええー!、出ましたー(笑) 館長 聴いたりするんですよー。ビートがきいてすごく良くてね。だけども歌詞が向こうの言葉なので全然わからないから、頭の中では歌詞を追いかけていくという無駄な作業をしないで、すぐに寝落ちしますね。 田中 やっぱりー。寝落ちするんですね・・。 館長 最高ですね。 田中 そんな曲を聴いてても寝落ちしてしまうと。すばらしいですね、ある意味。 館長 是非、田中さんも聴いてみてください。(笑) 田中 ここで重大発表です。 実は館長と私は同じ歳で、1970年代から1980年代の若者時代でございましたね。 館長 1957年生まれなんですねー。(笑)私は1958年生まれなんですけども。 田中 (笑)歳がばれますけどもー、ま、同じです。フォークグループ全盛期でしたよね。井上陽水、アリス、かぐやひめが、私は大好きでした。実はピンクレディもこの時代なんです。天地真理とか。 館長 あーーー!。 田中 館長はどうでしたか。好きな歌手、グループはいましたか。 館長 押しなべて、全部好きでしたね。 田中 多趣味であると・・ 館長 四コ上のいとこの影響で、中学一年生でフォークギターを始めたんですよ。 田中 ほう、ハイハイ。 館長 その頃はまだね、中学一年でギター弾いてるなんて、いなかったんですよね。確か本荘駅前の楽器屋さんで6千円の中古を買って、それを背負って汽車に乗って家に帰って、お袋から、何背負って来たんだと。そんな驚かせてしまったことがありました。で、よく、あの頃、平凡とか明星とかがありましたよね。 田中 ありました、ありました。 館長 あれに 歌謡曲、フォーク、ロックとかの歌詞と楽譜がついてくるんですよね。それを見ながら自分なりにはかなりのテクニックでやってるなーと。そんなことでほぼ毎晩毎晩やってましたね。 田中 それが中学一年生?へぇ〜。 館長 中学一年生で!、父親も母親も意外と歌が好きで、テレビの歌番組なんかよく見てる、聴いてる人だったから、私がギターをつま弾いて弾いていても、そんなにうるさがらなかったですね。 あとちょとその進化系で中学三年生の時に、これもいとこの影響もあって、エレキギター。 田中 (笑) 館長 やったんですよ。アンプを買って、それはさすがに、バンバンバンバン響くもんだから、親父とおふくろからは、「いいかげん、やめたらいいんでねが!」とは言われましたね。以降、大学まではフォークギターは部屋に置いて、よく弾いたりしてましたね。 田中 そうでしたか。なんか前に館長、中学校の時、昼休みにラーメン食べに行ったとか話して笑ってましたけど、ナマイキな子だったんですねー。(笑) 館長 (笑)ちがう ちがう ちがう! 田中 失礼しました。言い方を間違えました。ナマイキというか・・・ 館長 ちょっとシャレてたんですね。(笑) 田中 シャレてたんですね。わかりました。(笑) 館長 当時の歌謡曲、吉田拓郎さん、井上陽水さん。だいたいレコード、カセットテープ持って聴いてましたね。あと高校時代はなんだけかなー、ダウンタウンブギウギバンドとか、キャロルだとか、横浜銀蠅、あんなのが一世風靡してて。そんなもんじゃない高校生活もやってましたね。 田中 横浜銀蠅なんて知ってる人、あんまりいないんじゃないでしょうか、いま。 館長 ウーン、田中さんぐらいだねえ。(笑) 田中 しまったー。ばれました!(笑) 館長 あとは、コタツを囲んで、チャラチャラチャラと中国語の勉強をしてる時にBGMをかけていたんで、意外と、聴こうとしてじゃなくて、自然と耳にしてましたね。テレビ番組の曲当てクイズ、早押しドンとかあったじゃないですか。意外と強かった! 田中 すみません。ちょっとお話の中で気になった点が。中国語の勉強をしてたっていうのは、それはまた、いかに。 館長 アー、まあ、「イー、アー、サン、スー」ということで。 田中 あ、なるほど!そっちの中国語ですね。あぁ了解しました。皆さんわかりましたー?(笑) 館長 日本が世界で生きていくためには、中国との交流を深めなければいけないと・・・。 田中 ホントですかー?(笑) 館長 そういうことをその頃に思って、まず、手始めに四人で囲む。チャラチャラチャラと・・・。 田中 四人で囲む中国語ですね。なるほどわかりました。まぁ、青春を謳歌してたんですね。 館長 ええ、片手間に勉強してましたね。(笑い) 田中 ところで、話は変わりますけれども今年は東京オリンピックの年で、残念ながら延期になってしまいましたけれども、前回開かれた東京オリンピックは昭和39年(1964年)、我々は小学校1年生でした。 館長 あらま〜 田中 ハイ、何か思い出ありますか? 館長 ランドセルから背負われていたそんな感じですね〜 田中 私は開会式の日本選手団の赤いブレザーが凄く印象に残っていて、かっこいいな〜と思いましたね。あの時の行進曲は、今ドラマになっている古関裕而の作曲でしたけども。あと夢中になってテレビを見たのが体操のチャフラスカ。 館長 あぁ・・ハイハイ。スラっとね〜。 田中 金髪をね、キチッと結い上げて大人の女性という感じでしたね。こう出るとこ出て。 館長 田中さん、良く覚えてますね〜。 田中 あの人に憧れたんですよ〜。 館長 何だろうね〜北野武じゃないけどコマネチとか… 田中 あの辺りになると体が女性じゃない体操の選手っていう感じがして、チャフラスカは女性の体操選手って感じがして、今でもあの方の体形が理想なんですけど私は。 館長 目に浮かびます? 田中 私の理想なんですが。 館長 何か理想を追い求め続けて下さい。(笑) 田中 更に精進します(笑)マラソンではエチオピアのアべべ選手。覚えてますか? 館長 聞いたこと有るが、会ったことないですね〜。 田中 テレビで頑張れ〜って、一生懸命声援送ってました。館長はオリンピックどうでした? 館長 今、田中さんから教えて貰って、   あ〜そうだった、そうだったと言う感じ。野山を走り回ってました。(笑)何故かと言うと家でテレビを見ていると手伝わされるんですよ。あっち片付けれとか。あれ持って来いとか。だから出来るだけ家に居ないように(笑)皆そうやって外で遊んでましたね。 田中 あ〜。熊谷オリンピックでしたね。 館長 そうですね〜。 田中 あのオリンピックはある意味始めてオリンピックってこんなもんなんだ〜って私的には物凄く感激した覚えがあるんですよねー。 館長 オリンピックの5つの輪ね。5輪、開会式の選手団のスーツスタイル、それは凄く思い出にありますね。印象につよいですね。 田中 そうですよね。私も2020東京リンピックは、是非、開会式を見たいと思ってあの手この手を尽くしたんですが結局手に入れられなかったんですよ。 館長 残念ですね〜。 田中 だから来年は、どうなんだろうなあ〜と思いながら、またあの手この手を尽くしてみようかなと思っているんですけどね。 館長 やっぱり田中さんが行って美声で応援することによって選手が発奮すると思うんで是非、駆け付けて行って下さい。 田中 多分そうなると思います(笑) 館長 私テレビモニターで田中さん捜します。 田中 そうですね〜、直ぐわかると思いますよ〜。大きさで〜。 館長 はい、分かりました。秋田のチャフラスカですね。 田中 え〜と最後に私から見れば館長は、気が付けば草取りしているとか、電球を変えて下さったりとか、とてもマメな感じですけどお家ではどうですか? 館長 さっき、東京オリンピックの時に家の中に居ると手伝わされると言うこととちょっと繋がってて、これ言われる前にやってしまった方が手っ取り早いなと。そして自分の時間をいっぱい作って自己満足の時間に浸ると… 田中 例えば、実は料理がとても得意だったりしますか? 館長 料理は、殆どしないですね〜。 田中 成程、食べる、飲む方? 館長 そうですね。後はこの夏は暑かったから、つまみはトウモロコシ、胡瓜、枝豆ってなとこだったかな〜。 田中 それは自家製だったりしますか。 館長 自家製だったり、買い物したりね。それが毎日でしたね。良く畑の作物を荒らすカラスがいるんだけど、そのカラスが、やっけるのがトウモロコシ、枝豆、胡瓜。それを毎日つまみにやってましたね。 田中 それでカラスを撃退してましたか。 館長 俺はカラスじゃないって言ったらそれにもめげず、他のおかずは出てこない。自分なりに鯖の缶詰で楽しんでました。 田中 成程ね〜。館長の食生活の一端を垣間見ましたけど、この楽しい会話を館長から聞かせて頂いてありがとうございます。下半期、頼りにしてますので、館長よろしくお願いします。 館長 こちらこそ、楽しく前向きに元気に明るく笑って、いい時間を過ごしたいな〜と思います。 田中 そうですね。笑って免疫力をつけましょうと・・! 館長 そうですね〜。ここを利用して下さってる方々からも色んな元気を貰いながら行きましょう。よろしくお願いします。 田中 そうですね。 以上でインタビューを終わります。 皆さま、どうもありがとうございました。 館長 ありがとうございました。