2.今月の新刊案内 秋田県点字図書2020年1月発行の図書を紹介します。 秋田県点字図書館製作の図書はあらすじを紹介していますが、厚生労働省委託図書には、あらすじを紹介しておりませんので、貸出までお問い合わせください。 タイトルの前につけた番号だけでも申し込むことができます。 〇点字図書の部 0.総記 ・本物の教養を身につける読書術 出口汪《でぐちひろし》 3冊 知識はネットで身に付くが、教養は本からしか手に入らない。カリスマ国語講師が、読書の効果と論理力を身につける読書法、論理力の活用法を紹介する。「これだけは絶対に読んでおきたい本」50作品も紹介。 1.哲学 ・愛もお金も手に入るチェンジの法則 人はいますぐ自分を変えられる 麻生 泰《あそうとおる》 3冊 自分を変えると世の中が180度変わり、周りから愛される存在になる─。年商200億超、6億円のヴァイオリンを所有する美容外科医が、人生を好転させる「チェンジの法則」を伝える。切り取れるシート付き。 2.歴史 ・地域医療に生きがい求め シリーズ時代を語る 石岡好憲《いしおかよしのり》著 秋田魁新報社編《あきたさきがけしんぽうしゃへん》 1冊 弘前市生まれの石岡さんは東北大学医学部を卒業後、花岡鉱山病院や八戸市民病院などに勤務した後、妻の実家に近い湯沢市中心部に石岡小児科医院を開設。以来、半世紀を超える開業医生活の中で県内で初めての休日急患診療所設置などに尽力しました。 3.社会科学 ・ルポ地域再生 なぜヨーロッパのまちは元気なのか? 志子田徹《しこだとおる》 4冊 なぜ欧州では、地方の小さなまちでも満足しながら暮らすことができるのか。欧州各地で取材を重ねた著者が、人口減少、観光客減、農業の衰退《すいたい》などの危機的状況に立ち向かってきた現場の人たちの原動力と取り組みに迫る。 4.自然科学 ・ブラックホールで死んでみる 下 タイソン博士の説き語り宇宙論 ニール・ドグラース・タイソン 著 吉田三知世《よしだみちよ》訳 5冊 アメリカで最も著名な天体物理学者タイソン博士が、宇宙や天体にまつわる幅広いトピックを、先端理論にもとづく斬新な切り口で考察する。下は、第4部「生命の意味」〜第7部「科学と神」を収録。 ・素敵なご臨終 後悔しない、大切な人の送りかた 廣橋猛《ひろはしたけし》3冊 大切な人が余命を告げられた時、周りは何ができるのか。心のケアから、実際の痛みを知る方法まで、緩和ケアの第一人者が家族だからこそしてあげられることを解説。本人も家族も納得し、「素敵なご臨終」を迎えるための教科書。 5.技術 ・オリンピックと東京改造 交通インフラから読み解く 川辺謙一《かわべけんいち》 3冊 首都高、東海道新幹線、モノレール、羽田空港。1964年の五輪に合わせて多くのインフラが整備された。「未成熟な巨人」といわれた東京が、五輪とともにいかにして発展してきたのかを、交通インフラを中心に読み解く。 6.産業 ・桜守のはなし 佐野藤右衛門《さのとうえもん》作 1冊 桜は手いれではなく、「守り」をして継《つ》いでやらな絶えてしまう木なんです─。京都の植藤《うえとう》造園の十六代目・佐野藤右衛門《とうえもん》が、「桜守」の1年間の仕事を通じて、いのちをつなぐとはどういったことかを伝える。 9.文学 ・夢の本 ホルヘ・ルイス・ボルヘス 編著 堀内研二《ほりうちけんじ》訳 4冊 神の訪れ、王の夢、魂と夢と現実、死の宣告…。「ギルガメシュ叙事詩」「聖書」「千夜一夜物語」「紅楼夢《こうろうむ》」から、ニーチェ、カフカまで、無限、鏡、虎、迷宮といったモチーフも楽しい113篇のアンソロジー。 ・愛よ、ファラウェイ 和久峻三《わくしゅんぞう》 5冊 京都宝ヶ池の大邸宅に女優の入江奈穂子《なほこ》は、25歳も年が離れた従姉妹の真由美と、これも20歳年下の愛人、榊原満男と3人で住んでいた。ある日、ロケ先から帰宅した奈穂子が階段から落ちて死んだ。榊原と真由美が逮捕されて藤川の強い弁護が期待されたが、事件は思わぬ展開をみせる。 ・僕と死神(ボディガード)の赤い罪 天野頌子《あまのしょうこ》 3冊 凛に届いた不吉な知らせ。それは眠らせたまま幽閉していた、海堂グループ総帥である祖父・右近の誘拐事件だった。緊急事態に備え採用したボディガードの正体、そして右近を連れ去った人物とは…。「僕と死神」シリーズ完結。 ・偶然の音楽 ポール・オースター 著 柴田元幸《しばたもとゆき》訳 5冊 妻に去られたナッシュに、突然20万ドルの遺産が転がり込んだ。すべてを捨てて目的のない旅に出た彼は、まる一年赤いサーブを駆《か》ってアメリカ全土を回り、“十三ヵ月目に入って三日目”に謎の若者ポッツィと出会った。“望みのないものにしか興味の持てない”ナッシュと、博打《ばくち》の天才の若者が辿《たど》る数奇な運命。現代アメリカ文学の旗手《きしゅ》が送る、理不尽な衝撃と虚脱感に満ちた物語。 ・ダークタワー 5 カーラの狼 下 スティーヴン・キング 著 風間賢二《かざまけんじ》 訳 10冊 ローランドと町の人々は戦闘準備に余念がない。だが、〈狼〉との決戦が近づく中、スザンナの別人格ミーアの奇矯《ききょう》な振る舞いがエスカレートし…。時空を超え、いくつもの謎が複雑に絡み合い〈カ・テット〉の運命を翻弄する! ・感情教育 下 フローベール 著 太田浩一《おおたこういち》訳 6冊 思わぬ遺産がころがりこんできたフレデリックはパリに舞い戻り、アルヌー夫人に愛をうちあけ、媾曳《あいび》きの約束をとりつける。そして、運命のその日、二月革命が勃発する…。19世紀フランス恋愛小説の最高傑作の新訳。 ・夜間飛行 改版 サン=テグジュペリ 著 堀口大学《ほりぐちだいがく》訳 5冊 郵便飛行業がまだ危険視されていた草創期《そうそうき》に、事業の死活を賭けた夜間飛行に従事する人々の、人間の尊厳を確証する高邁な勇気にみちた行動を描く。処女作「南方郵便機」も併録。 【定期刊行物】 鍼灸の世界 豊桜 12月号 桜雲会《おううんかい》 1冊 点字毎日 1月  5日号 毎日新聞社《まいにちしんぶんしゃ》 1冊 点字毎日 1月 12日号 毎日新聞社《まいにちしんぶんしゃ》 1冊 点字毎日 1月 19日号 毎日新聞社《まいにちしんぶんしゃ》 1冊 点字毎日 1月 26日号 毎日新聞社《まいにちしんぶんしゃ》 1冊 ライト&ライフ  1月 1日・15日号 東京《とうきょう》ヘレンケラー協会《きょうかい》 各1冊 新刊案内 12月号 秋田県点字図書館《あきたけんてんじとしょかん》 1冊 〇テープ図書の部 【定期刊行物】 朝日新聞 1月 第1号 朝日新聞社《あさひしんぶんしゃ》 1巻 朝日新聞 1月 第2号 朝日新聞社《あさひしんぶんしゃ》 1巻 朝日新聞 1月 第3号 朝日新聞社《あさひしんぶんしゃ》 1巻 さきがけポスト 1月 上旬号 秋田魁新報社《あきたさきがけしんぽうしゃ》 1巻 さきがけポスト 1月 中旬号 秋田魁新報社《あきたさきがけしんぽうしゃ》 1巻 さきがけポスト 1月 下旬号 秋田魁新報社《あきたさきがけしんぽうしゃ》 1巻 PHPスペシャル 1月号 PHP研究所 2巻 秋田県点字図書館だより 1月号 秋田県点字図書館《あきたけんてんじとしょかん》 1巻 〇デイジー図書の部 1.哲学 ・運命を引き受ける 佐々木常夫《ささきつねお》 5:00 私の人生を支えたのは、いかなる逆境でも愚直なまでの誠実さで挑む、心ひとつであった─。試練を恵みに、困難を優しさに変えてきた著者が、混迷の時代を生きる現代人に向けて柔らかな筆致で綴った、心あたたまる人生訓。 3.社会科学 ・パリのモスク ユダヤ人を助けたイスラム教徒 カレン・グレイ・ルエル 文と絵 デボラ・ダーランド・デセイ 文と絵 池田真里《いけだまり》 訳 1:20 ナチ・ドイツ占領下のパリで、危険を冒し大勢のユダヤ人を救った驚くべき場所・モスクは、捕虜収容所から脱走した兵士やユダヤ人のかっこうの隠れ家になった。イスラム教徒のユダヤ人救出活動を描く。 ・名医が語る親子学 子どもの体質を知って個性を伸ばす 丁宗鐵《ていむねてつ》 5:04 「体質」に沿った育て方をすれば、子どもの能力や才能を十分に伸ばすことができる。3人の子を一級建築士・弁護士・医師へと育てた著者による、〈漢方的〉教育論。生活習慣の作り方や学校選び、自立への導き方などを紹介する。 4.自然科学 ・QOLって何だろう 医療とケアの生命倫理 小林亜津子《こばやしあつこ》4:16 9.文学 ・ときめく源氏物語 駆け引き、情熱、せつないため息 堀江宏樹《ほりえひろき》 6:25 「源氏物語」は、現代に通じる“恋愛のすべて”を描写した「リアルでシビア」な小説だった! 紫の上、藤壺、六条御息所《みやすどころ》、明石《あかし》の君、花散里《はなちるさと》、女三宮《おんなさんのみや》らのヒロインを軸に、「源氏物語」をひもとく。 ・跡とり娘 小間もの丸藤看板娘 宮本紀子《みやもとのりこ》 6:38 紅やおしろいなどを扱う日本橋の小間物商「丸藤《まるふじ》」に、病弱だった姉の里久が戻って来た。里久は底抜けの前向きさで、閑古鳥が鳴き始めていた店を少しずつ変えていき…。おてんばな姉と小町娘の妹、看板姉妹の物語。 ・えんま様の忙しい19日間 霜月《しもづき》りつ 5:44 青年・炎真の正体は休暇をとって現世へやってきた地獄の大王閻魔様。だらだら過ごしたいのに、成仏できない霊を見かけて説教し、犯罪を見逃せず生者《しょうじゃ》を成敗《せいばい》してしまう。大家の地蔵菩薩からも霊がらみの案件を押しつけられ…。 ・薬屋のひとりごと 7 日向夏《ひゅうがなつ》 8:24 半ば強制的に官女試験を受ける羽目になる猫猫。新しく医官付の官女となった猫猫の前に現れるのは、面倒くさい変人軍師に厳しい上司の医官ら、それと同僚たる同じ官女たちだが…。『小説家になろう』掲載に加筆修正し書籍化。 ・僕の半生への不完全な解答 良竹修《よしたけおさむ》 5:01 僕は、僕の人生を生きてこなかった。僕の人生なのに、僕のものではなかった。自分自身の人生に真摯《しんし》に向き合い、心の来し方行く末を思う時、人は自分の「物語」を描き出す。 【定期刊行物】 週刊文春 1月 2日・9日号 株式会社文藝春秋《かぶしきがいしゃぶんげいしゅんじゅう》 週刊文春 1月 16日号 株式会社文藝春秋《かぶしきがいしゃぶんげいしゅんじゅう》 週刊文春 1月 23日号 株式会社文藝春秋《かぶしきがいしゃぶんげいしゅんじゅう》 週刊文春 1月 30日号 株式会社文藝春秋《かぶしきがいしゃぶんげいしゅんじゅう》 ライト&ライフ 1月号 東京《とうきょう》ヘレンケラー協会《きょうかい》 秋田県点字図書館だより 1月号 秋田県点字図書館《あきたけんてんじとしょかん》  〇テキストデイジー図書の部 4.自然科学 ・記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦 井ノ口馨《いのくちかおる》 1巻 記憶は脳のどこにどのように蓄えられるのか、短期記憶と長期記憶の違いは脳のどのようなメカニズムに由来するのかといった疑問に丁寧に答える。さらに、記憶研究から見えてきた人間の特質について語る。 ・幸福寿命 ホルモンと腸内細菌が導く100年人生 伊藤裕《いとうひろし》 1巻 腸内細菌が万病を遠ざけ、ミトコンドリアが内臓を若返らせ、ホルモンがワクワク感を生む。私たちが生きる目的は「健康でいること」より「幸せになること」。そこに導く生命のメカニズムと、幸せを呼びさます生活習慣を紹介。 9.文学 ・暗殺者 剣客商売 14 池波正太郎《いけなみしょうたろう》 1巻 波川周蔵《なみかわしゅうぞう》の手並みに小兵衛《こへえ》は戦《おのの》いた。大治郎襲撃の計画を知るや、波川との見えざる糸を感じ小兵衛の血はたぎる。第十四弾、特別長編。 ・黒白 上 剣客商売 番外編 池波正太郎《いけなみしょうたろう》 1巻 祖父の代から目黒に道場を構えていた小野派一刀流の剣客・波切八郎は、御前試合の決勝で敗れた秋山小兵衛に真剣勝負を挑み、小兵衛は2年後の勝負を約した。 【定期刊行物】 秋田県点字図書館だより 1月号 秋田県点字図書館《あきたけんてんじとしょかん》