1. お知らせとトピックス ○令和2年1月の休館日と土曜日の開館のお知らせ 休館日 令和元年12月28日(土)から令和2年1月5日(日)、11日(土)、12日(日)、13日(月・成人の日)、19日(日)、25日(土)、26日(日) 午前中のみの開館 第1・3・5土曜日 1月18日(土) 利用時間 午前8時30分から午後5時まで 午前中開館の場合は12時まで 〇第2回利用者懇談会 11月16日(土)仙北市角館交流センターで、第2回利用者懇談会を実施しました。 当日の懇談内容を抜粋いたします。 【参加者】 利用者(8名) 仙北市 行政職員(2名)大澤裕司課長 高橋昇平主事 当館職員(3名)館長 岩田 田中 協力企業(1名)オフトメディカル 【懇談】 Aさん:いつも貸出を利用し、助かっている。 点字図書館だよりのデイジーを聞いている。 熊谷館長:点字図書館だよりについて、この春に内容が変わったのをお気づきの方いらっしゃいますか? Bさん:はい、4月号の職員紹介はとても良かったし、印象に残っている。 Cさん:覚えている。点字図書館だより、楽しみに聞いている。 熊谷館長:点字図書館だよりの形を決め切らず、時代にマッチした点字図書館だよりを作っていきたい。みなさん、図書製作については何かお話ありませんか? Dさん:友人から、墨字のおすすめ図書を聞かされるが、本を読み上げてくれる機器はあるか? オフト石黒さん:読み上げ機は、従来からあるスキャナータイプが一つ、もう一つはカメラで撮影して読み上げてくれるタイプ。それぞれ、一長一短ある。音読み訓読みを間違えたりしたり、滑らか読みが出来るタイプもある。読み上げ機は3〜4種ある。A4以下であれば、読み取ることができる。文庫本も読み取り可能。読み上げ機の価格は198,000円。多機能だと、30〜40万。 熊谷館長:便利なものは出来ているが、価格が下がってこない。 Eさん:サピエ中心に利用している。このほど、スマホの利用を始めた。その際、点字のマニュアルを探して、印刷し使用し、どうにか使えるようになった。プライベートサービス、jb《ジェイビー》ニュースは先頭のニュースが大事であり、点字で利用している。スマホには、サピエから毎週新しいデータが配信されてくる。先日も伝承館でスマホの講習会があったが、文字入力が難しい。ガラケーとは違う。文字入力の装置があるようだ。 Fさん:サピエをスマホで利用している。数万冊の図書があり、望外に選択肢が増える。シネマデイジーがあり、内容が90分と丁度良い。(一般のデイジー図書は、数時間ものである。)あとは、ネット契約を維持していく費用はかかる。PTR3《ピーティアールスリー》、ネット環境があれば自動で図書が入ってくる。 熊谷館長:Wifi《ワイファイ》環境があればなお、ネットの使い勝手がよい。 田中職員:プレクストークは習うより慣れろだと思う。連絡をくだされば、教えてあげることができます。電話口で一緒に操作を試しながら対応できる。 サピエの直接利用が難しい場合でも、点字図書館を介して利用できる。 Gさん:プレクストークを所持しているがあまり使いこなせていない。今日も持参して教えてもらおうかとは思ったが…。それと、電子白杖の件だが、現在、商品化されているかどうか?4年位前に、話題になっていたが…。 Fさん:電子白杖はあまり使い勝手は良くない。例えば、人ごみの中では常に反応しっぱなしで使いづらいようだ。 Dさん:地元では、何とか白杖なしでぎりぎり間に合っている。64歳からマラソンを始めたが、角館の街中《まちなか》の歩道では危ない所があり、実際にケガもした。 例えば、カワラ町では道路標識が、頭にぶつかる。西かわらの橋では、縁石が危ない。角館中や角館駅では、中央に頑丈な車止めブロックがあるが、プラスチックのものなどに変えてもらえたら…、検証してみてほしい。 大澤課長:貴重なご意見ありがとうございます。該当する場所を確認し、写真を撮るなどし、関係部署に話をしてみたい。現場を確認してみないと何とも言えず、すみません。 Dさん:地元の視覚障がい者、出歩かない方もいるが、けがもされているということであれば問題がある。 熊谷館長:安全安心な環境が必要と思うので声を出したほうが良い。バリアフリーの時代になっているが、歩道に電柱がある場合もある。 Hさん:何だか、観光の景観を損ねるということだったか、側溝にふたをしていない、側溝に落ちてけがをしてしまう。 Cさん:田町より武家屋敷も、側溝にふたをしていない、流れている水はきれいだが深さはある。 熊谷館長:いろいろな街づくりの構想とあわせて、折り合いをつけていってもらえれば良いと思う。 電子白杖については、平成26年度頃に当図書館でもお知らせした。県で扱っていたので当館には電子白杖は無かった。 Eさん:初代の電子白杖を県視覚障害者福祉協会で持っている。希望する会員へは、着払いで送ることもできる。ただ、折り畳みは出来ない。所持してすぐに使用できるわけではなく、訓練しないといけない。乾電池が必要。 電子白杖について、県の補助は終了したと思う。 熊谷館長:用具について、いきなり購入するというのは勇気がいる。ある程度体験してから、塩梅をみて選んでから購入する方がよいだろうから、点字図書館でも考えていきたい。 Eさん:県視覚障害者福祉協会でスマホ教室は行っている、その他の機器の説明会や教室については、要望があれば行うことを検討できる。 Fさん:機器にヘルプ機能が入っている。 田中職員:電話口でも、操作方法の案内はある程度できますのでお問い合わせください。 Bさん:プレクストークの取扱説明書がわかりづらく、適当に押して慣れていった。 Fさん:最後の頼みは、プレクストークの「初期動作に戻す」を思い切ってやれば、たいてい元に戻る。PTR3は録音機能がつく、かんたんカバーもついているので便利である。 高橋主事:仙北市の福祉状況報告。身体障害者手帳所持者1,617名、うち視覚による障害の方は81名。 日常生活用具…生活の便宜を図る。1割負担(住民税非課税の方は負担なし)市町村主体で、品目や金額を市町村で設定できる。仙北市の設定は従来のままなところもあるので、今後見直ししてできるだけ現状に合った制度にしていきたい。 補装具…失われた機能を補完、代替する。1割負担(住民税非課税の方は負担なし) 今後も、皆様からの声を聴いていきたい。 Dさん:給付を受けたものが、壊れてしまった時は? 高橋主事:耐用年数内でも、つかえない場合は調査をして支給決定できる。 Fさん:ハザードマップについて、広島の呉市でCD化したというニュースを聞いた。 大澤課長:正直、まだ検討はしていない。 Eさん:「Rivo2」《リボツー》というスマホ入力の補助装置がある。大変便利なものなので、これを日常生活用具にしてもらえたらと思う。「blue tooth」《ブルートウース》で接続し、ガラケー感覚で1つ1つ押していける。秋田市では、情報支援機器として認められている。 熊谷館長:今日は、貴重な懇談ができました。ありがとうございました。このあと、オフトメディカルさんのブースや点字図書館のブースで、機器や便利グッズを手に取って体験してもらえたらと思う。また、本日参加の荒川さんより、視覚障がい者の方が使用する囲碁、将棋の碁盤や碁石の紹介があるので、そちらも展示している。(溝が縁取りになっていて、碁石の黒がポチ付き、白が平らとなっている。) 以上、利用者懇談会の議事録から抜粋しました。参加して下さった皆様、ありがとうございました。 〇令和元年度(第43回)秋田県図書館大会開催 秋田県立図書館創立120周年記念(11月6日・秋田市文化会館) 大会テーマ「新しい時代の公共図書館を展望する」 当館からは館長が参加しました。 地域に根ざした図書館となる取り組み事例が紹介され、県内の公共図書館等の職員が、改善に向けて熱心に聞き入った研修会でした。 〇令和元年度秋田県立図書館職員研修会 11月20日、県立図書館職員のほか市町村図書館職員を含め、約40名の参加者に、館長が「障がい者サービスについて」をテーマに点字図書館のサービス、サピエの利活用などについて、講演をしました。 県立図書館では、様々なテーマで定期的に職員研修会を開催しているとのことです。 〇心いきいき芸術文化祭・プチっと点字体験 11月22日金曜日、23日土曜日の二日間、秋田拠点センターALVEにて、心いきいき芸術文化祭が開催され、当点字図書館もプチっと点字体験ブースを設け参加しました。 両日とも晴天に恵まれ、にぎやかな雰囲気のなか、点字体験ブースにも多数の方々にお立ち寄り頂きました。当日は、ご自身のお名前を点字で打つという体験を行ってもらい、「点字を打つプチっという感覚が心地良い」、「点字には規則性があるんですね」などの感想を頂きました。 今後も、様々な機会に点字や当館について、広く知ってもらえるように取り組みたいと思います。 〇外旭川小学校4年生来訪 11月26日、外旭川小学校4年生86名が来館してくれました。 国語の教科書に出てくる「福祉」の学習の一環として訪れ、点字の学習をはじめ、点字図書館について学習しました。 〇声のカレンダー 2020年 令和2年 デイジー版のご紹介 宮城県視覚障害者情報センター編 内容 毎日の暦は、日にち・曜日・六輝《ろっき》・行事の順に収録。年中行事や「今日は何の日」がわかります。毎月1日に日の出、日の入り時刻も読んでいます。各月ごとに歳時記・手紙のあいさつ・暮らしの知恵も収録し生活に役立つカレンダーです。 サピエでダウンロードできます。 ご希望の方には、プライベートサービスで複製いたします。 ただし、CD−R代、50円を負担していただきます。