7.おらがたあきてん 田中 あっという間に11月も終わります。 早いものです。 今年の冬は雪が少ないといいですね。 10月20日に県社会福祉会館で開催されたわくわく文化祭に伴って実施された、視覚障がい者のための情報機器・日常生活用具展示体験会にたくさんの方々が来場して下さいました。ありがとうございます。 当日展示された日本点字図書館用具部で扱っている機器にも、多くの関心が寄せられて、活気のある展示会となりました。 その中で、結構人気だったのが、「ライオンのおしゃべり温湿度計」だったようです。 手のひらに載るサイズのライオンの形をした、音声と光でお知らせする温湿度計。ライオンの体にさわると温度、湿度を知らせてくれるのはもちろん、「絶好調だよーガオガオー!」などとおしゃべりしてくれます。 初めて見たときは、子供だましみたいだなと思いましたが、これがとても癒されるライオンくんです。今や私の一番のお気に入りです。 秋田県点字図書館では常時展示しております。機会がありましたら手に取ってみてください。 おらがた、秋田県点字図書館は8名の職員がいます。以前、職員の紹介はしておりますが、今月は庶務担当の佐藤樹《みき》さんについて、お話してみようと思います。 みきさん、樹木《じゅもく》の樹《じゅ》一文字でみきと読みます。素敵ではありませんか。命名したご両親のセンスが伺えます。 名前の通り、柔らかい雰囲気のなかに芯の通ったまっすぐなところがあると思 います。 点字図書館の業務は、点訳担当、音訳担当、貸出し担当と大まかに分かれますが、どの担当にとっても庶務担当である佐藤さんの存在は涙なくしては語れません。ほとんどの図書館業務に携わることになり、多岐に渡る仕事を正確にテキパキとこなしています。 図書館では色々な業務がありますが、佐藤さんが携わってくれるおかげで、遂行できるといっても過言ではありません。 利用者の皆さんにとっても、職員にとっても縁の下の力持ちなのです。 佐藤さん、今後もよろしく。がんばれ佐藤さん。