○点字図書の部 1.哲学 ・平田篤胤−霊魂のゆくえ 講談社学術文庫 2398.再発見日本の哲学  吉田 真樹  5冊 近代日本の思想的基盤のひとつとなった平田篤胤の思想とは、なんだったのか。「霊の真柱」を中心とする篤胤の重要著作を読み解き、死と霊魂の哲学の全貌を明らかにする。 ・無敵の思考 誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21  ひろゆき  2冊 何事も最初は仮説を立てる、お金で問題解決をしない、元をとることを考える…。2チャンネル、ニコニコ動画、英語圏最大の匿名掲示板4chanなど、「世界一の管理人」ひろゆきが、絶対に論破されない人生の裏ワザを大公開! 4.自然科学 ・天才と異才の日本科学史 開国からノーベル賞まで、150年の軌跡  後藤 秀機  6冊 戦争や国境を乗り越え、道を切り拓いてきた科学者たちの苦闘と歓喜の足跡から綴る、知られざる近現代日本科学史。第62回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。 ・宇宙の始まり、そして終わり 日経プレミアシリーズ 283  小松 英一郎/川端 裕人  4冊 宇宙開闢直後の急膨張である「インフレーション」、そして宇宙を再び加速膨張させる謎の「暗黒エネルギー」。宇宙論研究で最先端の現場にいる天文学者の生の言葉を、小説家がわかりやすく紡ぐ。誰もが宇宙の謎に近づける一冊。 ・バッタを倒しにアフリカへ 光文社新書 883  前野ウルド浩太郎  5冊 人類を救うため、そして「バッタに食べられたい」という自身の夢を叶えるために…。昆虫学者である著者が、バッタ被害を食い止めるため単身サハラ砂漠に乗り込み、バッタと大人の事情を相手に繰り広げた死闘の日々を綴る。 9.文学 ・宇治の結び 上 源氏物語  紫式部 著/ 荻原 規子 訳  5冊 宇治の地でくりひろげられるドラマチックな恋のいきさつ。「宇治十帖」と呼ばれる「源氏物語」の源氏没後のお話を、荻原規子がテンポよく訳出。上は、匂宮、橋姫から総角、宿木までを収める。 ・おしどりの契り  代筆屋おいち[4] ハルキ文庫し11‐4.時代小説文庫  篠 綾子  4冊 代筆屋の看板をあげるおいちのところに、犬猿の仲の従姉・お菊がやってきた。それをきっかけに二度と帰ることはないと思っていた故郷を訪ねることになる。一方、露寒軒宅に颯太の姉・七重が訪ねてきて…。シリーズ完結。 ・怪盗レッド13 少年探偵との共同作戦☆の巻 角川つばさ文庫 Aあ3‐13  秋木 真 作/しゅー 絵  3冊 誘拐された、9歳の天才画家・宝条有栖が持っている宝石を狙おうと、有栖の救出に向かった怪盗レッド。ところがそこで、少年探偵・白里響とはちあわせしてしまう!敵同士のレッドと探偵が共同作戦!? ・ギルドレ1 Guilty Children 世界最弱の救世主 講談社BOX アM‐01  朝霧 カフカ  6冊 記憶喪失の少年・神代カイルが保護された。強大な敵を、カイルは「あらゆる確率を自在に操る能力」で撃退。しかし彼は、存在自体が罪の未成年分隊に編入されてしまい…。『ヤングマガジンサード』連載を大幅に加筆・修正。 ・思春期テレパス メディアワークス文庫  天沢 夏月  4冊 学校で話題になった一つの噂、「そのサイトに空メール送ると友達の〈本音〉を教えてくれる」。秀才の大地、お調子者の学、そしてボーイッシュな翼は、帰宅部三人組。自然と集まってダラダラ時間を過ごす、心地良い距離感の友達だった。ある夜、ふざけて登録した例のサイトから一通のメールが届く。それは、翼の恋の本音。その気持ちを知った時から、彼らの距離は変わっていき…。 ・救ってみろと放課後は言う  藤石 波矢  3冊 遺書と練炭入りの鞄を盗まれた日登志。声で分かった犯人は、宇都宮の「聞き屋」だ。一方、友人・神山から不審な電話を受けた瑠梨が発見したのは、ビルから落下し意識不明の彼。血が広がる傍にあるのは「遺書」だった…。 ・世界の涯ての夏  ハヤカワ文庫 JA1212ツ4‐1  つかい まこと  3冊 地球を浸食しながら巨大化する異次元存在〈涯て〉が出現した近未来。ある夏の日、疎開先の離島で暮らす少年は、転入生の少女ミウと出会う。ゆるやかな絶望を前に、二人は様々な出来事を通して思い出を増やしていく。一方、終末世界で自分に価値を見いだせない3Dデザイナーのノイは、出自不明の3Dモデルを発見する。その来歴は〈涯て〉と地球の「時間」に深く関係していた。 ・ぼくらの無人島戦争 角川つばさ文庫 Bそ1‐19.「ぼくら」シリーズ  宗田 理 作/はしもと しん 絵 3冊 英治やひとみたちは、南太平洋の美しい無人島にタダで行けることになった!島のジャングルで、黄金の宮殿と王様に出会う。ところが、万能薬になる植物をねらい、悪い大人たちが戦車で上陸してきて…。 ・揺れやまず  柴山 芳隆  5冊 「私たちの愛を確認するためにも、この小説は書かなければならなかった」自らの歩んできた道を恐れず描くことで、今ここにいる自分という存在を確かめることができるかもしれない。 ・さよならのドライブ 文学の森  ロディ・ドイル 作/こだま ともこ 訳  3冊 12歳の少女メアリーは、老いたトチノキの大木が並ぶ坂道で不思議な女の人に出会う。その人からメアリーは、死を怖がっているおばあちゃんのエマーに「だいじょうぶよ」と伝えてほしい、と頼まれる。実はこの女の人は、若くして亡くなったひいおばあちゃんタンジーの幽霊だった。メアリーと母親のスカーレットは病院にいるエマーを連れ出し、タンジーはエマーとの再会を果たす。そして、4世代の女たちは故郷の農場を目指して夜のドライブに出かける…。 ・モーリス  E.M.フォースター 著/片岡 しのぶ 訳  6冊 モーリス、君を愛してる。親友クライヴの言葉が平凡な青年モーリスの人生を大きく変えた。やがて訪れたクライヴとの別離、理想の愛を求める彷徨、そして生涯の恋人アレクとの出会い。同性愛の偏見に満ちた20世紀初頭のイギリスを舞台に描かれた一人の青年の魂の遍歴。 ・自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで  イド・ケダー 著/入江 真佐子 訳  2冊 会話のできない重度自閉症の少年が、みずからの症状を解説しながら、心の成長、そして大人たちへのメッセージをつづった手記。 【定期刊行物】 鍼灸の世界 豊桜 1月号 1冊 点字毎日 2月4日 1冊 点字毎日 2月11日号 1冊 点字毎日 2月18日号 1冊 点字毎日 2月25日号 1冊 ライト&ライフ 2月1日・15日 各1冊 新刊案内 1月号 秋田県点字図書館 1冊 ○テープ図書の部 【定期刊行物】 朝日新聞 2月 第1号 1巻 朝日新聞 2月 第2号 1巻 朝日新聞 2月 第3号 1巻 さきがけポスト 2月 上旬号 1巻 さきがけポスト 2月 中旬号 1巻 さきがけポスト 2月 下旬号 1巻 PHPスペシャル 2月号 2巻 点字図書館だより 2月号 1巻 ○デイジー図書の部 0.総記 ・偶然短歌  いなにわ,せきしろ  4時間16分 ツイッターで人気の「偶然短歌bot」を書籍化。「フクロウが鳴くと明日は晴れるので洗濯物を干せという意味」など、ウィキペディアの文章からプログラムが生み出した偶然短歌約5000首の中から、100首を厳選収録する。 1.哲学 ・心配しなさんな。悩みはいつか消えるもの  板橋 興宗  2時間22分 曹洞宗管長を務めた禅師が、心配事や不安にとらわれない心の極意とともに、禅の修行をヒントにした、日常生活でも実践できる悩まないためのコツを紹介する。猫との交流で話題の御誕生寺のカラー写真も収録。 2.歴史 ・怪しいものたちの中世  角川選書 566  本郷 恵子  7時間6分 山伏、占い師、ばくち打ち、勧進聖…。日本の中世に暗躍した「怪しいもの」は、殺伐とした環境に置かれた民衆に希望と喜びを与えた。中世の「宗教」の果たした知られざる効用を、豊富な事例から解き明かす新しい中世史。 3.社会科学 ・ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか? 新潮文庫 や-62-1  柳沢 有紀夫  6時間26分 「韓国で元従軍慰安婦たちが反日デモ」「デトロイトで工場労働者が日本車に放火」「大人がマンガを読むヘンな国」―国内で報道される「世界から見た日本」のイメージは否定的なものばかり。でも、ちょっと待って下さい。外国の人から直接そう言われたことがありますか? ・なぜ国際教養大学はすごいのか トップが語る世界標準の大学教育論 PHP新書1048  鈴木 典比古  6時間51分 英語“を”学ぶのではなく、英語“で”学ぶ。新入生はみな寮で留学生と共同生活、1年間の海外留学を義務づけ…。就職率100%の国際教養大学トップが自ら明かす「リベラルアーツ」を身につけるための世界標準の大学教育論。 6.産業 ・グッド・フライト、グッド・ナイト パイロットが誘う最高の空旅  マーク・ヴァンホーナッカー 著/岡本 由香子 訳  15時間3分 現役パイロットの著者が、パイロットの日常や飛行技法、上空で体感した自然の神秘など、飛行機や空に関するエピソードやトリビアを紹介する。 9.文学 ・青い海の宇宙港 秋冬篇  川端 裕人  10時間58分 小学6年の少年たちは、ロケットの発射場がある島で1年を過ごす。豊かな自然に親しみながら、ロケット競技会へ参加する少年たちの姿を描いた成長物語。 ・青い海の宇宙港 春夏篇  川端 裕人  8時間58分 小学6年の少年たちは、ロケットの発射場がある島で1年を過ごす。豊かな自然に親しみながら、ロケット競技会へ参加する少年たちの姿を描いた成長物語。 ・鬼が笑う ポプラ文庫ピュアフル Pこ-3-7. 一鬼夜行[6]  小松 エメル  10時間19分 喜蔵の許を、記録本屋の高市が訪ねてきた。旅先で小鬼の小春と会ったという。小春と猫股の長者の戦いが迫っていることに心乱れた喜蔵は、妖怪が行き来する道に足を踏み入れてしまい…。明治人情妖怪譚、シリーズ第1部完結。 ・枯れずの鬼灯 ポプラ文庫ピュアフル. 一鬼夜行[4]  小松 エメル  10時間55分 強面の古道具屋の主・喜蔵の元に、奇妙な手紙が舞い込んだ。そんな折、小春が再びあちらの世からやって来た。どうやら「アマビエ」なる妖怪に関わる事件が起きているようなのだが…。明治人情妖怪譚第4弾。 ・深海カフェ 海底二万哩3 角川文庫 あ70‐3  蒼月 海里  4時間8分 サンシャイン水族館の回廊傍の扉を開くとそこは“深海カフェ”。客が“心の海”に落としてしまった宝物を、来栖倫太郎が店主の深海やメンダコのセバスチャンと一緒に探すのだ。ある日、“心の海”に墜ちてしまった倫太郎は…。 ・人形館の殺人 新装改訂版 講談社文庫 あ52‐21  綾辻 行人  12時間40分 父が飛龍想一に遺した京都の屋敷。顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読みはすでに始まっていた!? ・花を追え 仕立屋・琥珀と着物の迷宮 ハヤカワ文庫‐JA‐  春坂 咲月 9時間12分 仙台の夏の夕暮れ。着物が苦手な女子高生は、ふとしたことから着流し姿の美青年と出会い、着物にまつわる様々な謎に挑むことになる。 ・般若同心と変化小僧3  長編時代小説  陰謀 光文社文庫 こ15‐30. 光文社時代小説文庫  小杉 健治  7時間40分 小間物屋「鶴木屋」の主は、奢侈禁止令に背いた咎で捕らえられ、拷問の末に命を落とした。強引な調べに不審を抱いた般若同心・柚木源九郎は、鶴木屋の名誉回復を約束。そしてついに奉行所を揺るがす陰謀を突き止めた。 ・あたらしい名前  ノヴァイオレット・ブラワヨ 著/谷崎 由依 訳  10時間46分 ジンバブエでの日々を経て、少女はアメリカに移り住む。しかし豊かな国での暮らしは、予想外に戸惑うものだった。PEN/ヘミングウェイ賞ほか受賞。 ・偶然の音楽 新潮文庫  ポール・オースター 著/柴田 元幸 訳  11時間53分 妻に去られたナッシュに、突然20万ドルの遺産が転がり込んだ。すべてを捨てて目的のない旅に出た彼は、まる一年赤いサーブを駆ってアメリカ全土を回り、“十三ヵ月目に入って三日目”に謎の若者ポッツィと出会った。“望みのないものにしか興味の持てない”ナッシュと、博打の天才の若者が辿る数奇な運命。現代アメリカ文学の旗手が送る、理不尽な衝撃と虚脱感に満ちた物語。 ・彷徨える艦隊7 戦艦ドレッドノート ハヤカワ文庫‐SF‐  ジャック・キャンベル 著/月岡 小穂 訳  14時間33分 元帥への再昇進を告げられた大佐は、謎の異星人に関するさらなる情報を得るため、増強された第一艦隊を率いて新たな領域を目指すが…。第2部開幕。 ・ジャック・リッチーのびっくりパレード Hayakawa pocket mystery books  ジャック・リッチー 著/小鷹 信光 編・訳  9時間5分 強盗3人が家に押し入ってきた。カード遊びに興じる彼らに主人公が仕掛けたのは…。「ようこそ我が家へ」など、日本初訳の全25編を収録した短編集。 ・真紅の戦場 最強戦士の誕生 ハヤカワ文庫‐SF-  ジェイ・アラン 著/嶋田 洋一 訳  9時間46分 23世紀、地球から外宇宙へと進出した八大大国は、覇権をかけて植民惑星を奪い合っていた。数奇な運命から米国海兵隊に入隊した少年の成長を描くSF。 ・熊と踊れ 上 ハヤカワ・ミステリ文庫  アンデシュ・ルースルンド,ステファン・トゥンベリ 著/ヘレンハルメ美穂,羽根 由 訳  13時間50分 軍の倉庫から銃器を入手した3兄弟。その目的とは、史上例のない銀行強盗計画を決行することだった…。実際の事件をモデルにした、北欧ミステリー。 ・熊と踊れ 下 ハヤカワ・ミステリ文庫  アンデシュ・ルースルンド,ステファン・トゥンベリ 著/ヘレンハルメ美穂,羽根 由 訳  14時間5分 軍の倉庫から銃器を入手した3兄弟。その目的とは、史上例のない銀行強盗計画を決行することだった…。実際の事件をモデルにした、北欧ミステリー。 【定期刊行物】 週刊文春 2月1日号 週刊文春 2月8日号 週刊文春 2月15日号 週刊文春 2月22日号 明日の友 第232号 早春号 ライト&ライフ 2月号 秋田県点字図書館だより 2月号 ○テキストデイジー図書の部 2.歴史 ・戦国を生きた姫君たち 角川文庫 ひ20‐25  火坂 雅志  1巻 直江兼続が唯一愛し、主君から女執政として遇された「お船の方」、恋に生き恋に死んだ「鶴姫」…。運命に翻弄されながらも、乱世を力強く生きた25人の姫君たちの生涯に迫る。『歴史人』連載を再構成し文庫化。 5.技術 ・アンコウはアヒージョで 八十五歳の美味しい台所  和仁 皓明  1巻 おいしい季節においしく料理する方法を知っている著者による、人生を豊かにする滋味深い食のエッセイ。春夏秋冬12カ月の、真似したくなる料理作法が満載。『朝日新聞』山口県版連載「美味しさの旬感」を単行本化。 9.文学 心にしみる四字熟語 光文社新書 321  円満字 二郎  1巻 漱石は「不可思議」に人間の心の闇を映し出し、太宰は「自業自得」に恋の女神の傲慢さを凝縮した。近代日本文学の文章の名手たちは、どの場面で、どのように四字熟語を使ったのか。小説で使われた四字熟語にスポットを当てる。 【定期刊行物】 秋田県点字図書館だより 2月号 1巻