3.他館にある人気図書のご紹介 ○点字図書 1.祈りの幕が下りる時  東野《ひがしの》 圭吾《けいご》 著 極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡みあう謎に、捜査は混迷を極めるが…。 2.依頼人の娘  本格推理小説  東野《ひがしの》 圭吾《けいご》 著 8月の晴れたある日の午後、母妙子が殺害された。それは娘の美幸にとって、あまりにも残酷な出来事であった。死体の第一発見者は、会社を早退し帰宅した父陽助。警察は初め陽助を疑っていたが、彼には確固としたアリバイがあった。 3.昭和十八年幻の箱根駅伝 ゴールは靖国、そして戦地へ  沢宮 優 著 軍部の圧力で中止された箱根駅伝は、昭和18年、戦勝祈願という名目で、靖国神社をスタート地点として開催にこぎつけた。しかし多くの関係者はその後なぜ口を閉ざしたのか。幻の大会の全貌を徹底取材で描くノンフィクション。 ○デイジー図書 1.鎮憎師《ちんぞうし》  石持《いしもち》 浅海《あさみ》 著 真穂は友人の結婚式の二次会に招かれた。その翌日、出席者の1人が死体で発見される。これは学生時代の“事件”の復讐なのか。真穂は叔父から「鎮憎師《ちんぞうし》」なる人物を紹介され…。 2.大江戸科学捜査八丁堀のおゆう2  両国橋の御落胤  山本 巧次《こうじ》 著 江戸と現代で二重生活を営む優佳(ゆうか)=おゆうは、産婆のおこうから強請りまがいの手紙を受け取った小間物問屋の主人から、息子が実の子かどうか調べてほしいと相談を受ける。一方、同心の伝三郎もおこうの行方を追っていて…。 3.草花たちの静かな誓い  宮本 輝《てる》 著 ロス在住の叔母の訃報。相続人である甥の弦(げん)矢(や)は、幼くして死んだはずの叔母の娘が実は行方不明なのだと知り、謎を追い始める。人間の運命を豊かに描いた長編。学芸通信社の配信により『四国新聞』等に掲載されたものを書籍化。