5.おらがた あきてん ○おらがたかしだし 7月23日の大雨で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。 7月19日 第157回直木賞と芥川賞(平成29年上半期)が発表されましたのでご紹介します。 直木賞は、佐藤 正午《しょうご》氏の「月の満ち欠け」が授賞。 本の内容 あたしは、月のように死んで、生まれ変わる―目の前にいる、この七歳の娘が、いまは亡き我が子だというのか?三人の男と一人の少女の、三十余年におよぶ人生、その過ぎし日々が交錯し、幾重にも織り込まれてゆく。この数奇なる愛の軌跡よ! 新たな代表作の誕生は、円熟の境に達した畢竟の書き下ろし。さまよえる魂の物語は戦慄と落涙、衝撃のラストへ。 芥川賞は、沼田 真佑《しんすけ》氏の「影裏《えいり》」が授賞。 本の内容 大きな崩壊を前に、目に映るものは何か。北緯39度。会社の出向で移り住んだ岩手の地で、ただひとり心を許したのが、同僚の日浅だった。ともに釣りをした日々に募る追憶と寂しさ。いつしか疎遠になった男のもう一つの顔に、「あの日」以後、触れることになるのだが……。樹々と川の彩りの中に、崩壊の予兆と人知れぬ思いを繊細に描き出す。 どちらも、残念ながら点訳、音訳共に着手中ですので、今しばらくお待ちください。 もう、うれし哀しや、食欲の秋になりますよ。おいしい季節ですよ。残暑を乗り切り、秋に向かってがんばりましょう。オゥ! なんで?と言われるような気がしますが、私、田中は、今の時期はこの言葉を励みに過ごすのです。 貸出 田中