5.おらがた あきてん おらがた かしだし 秋です。四季のうちで一番過ごしやすい季節ではないでしょうか。 秋雨(あきさめ)が永く続くこともあり、台風もしばしば日本を襲いますが、晴れた日は高く澄み渡り、俗(ぞく)に「天高く馬肥ゆる秋」とも言われますね。お米がとれ、栗、梨、葡萄などとりどりの果実が出まわり、まさに食欲の秋、「天高く馬肥ゆる秋」というわけです。ただし、肥えるのは馬ではありません。 また、運動会、文化祭なども開かれます。視覚障害者協会のわくわく文化祭も開催されました。 さらに、読書の秋というのも欠かせません。そう!皆様、読書の秋ですよ。 私はこの時期になると、なぜか池波正太郎の本が読みたくなります。先日から「剣客商売シリーズ」全16冊を読み始めました。何度も読んでいますが、2年に一度は読みたくなるのです。我ながら不思議です。 ちなみに、昨年は「鬼平犯科帳」全24冊を読んでいました。私にとって、秋は池波正太郎の秋でもあるのです。 皆さんには、そんな本がありませんか。子供のころに接した本や懐かしい本などの思い出はないでしょうか。あの小説のあらすじってどうだったかな?あの小説のラストはどうだったかな?などということはないでしょうか。 そんなものは思い当たらないゾ!という方でも、子供にかえって、童話や少年少女文学を紐解くのはどうでしょうか。 小公女、赤毛のアン、アルプスの少女、グリム童話など、大人になってから読み返してみるとイメージが違って感じたり、ああそうだったのか、と改めて思うこともあります。 是非、おすすめします。 デイジー図書が登場したのは約15年前です。 現在、ご利用していただいている図書はデイジー図書が大半を占めています。 最初の頃から比べると、デイジー図書は大幅な変化を遂げています。より便利でより質の高いものへと変わってきてます。 最近はプレクストークを使用しないでパソコンを使用して聴いている方も増えています。 先日、「借りたデイジー図書がパソコンで聴けない」という方がおられました。 これは、利用者様がお持ちのパソコンでお聴きいただけないことがある理由としては、「貸し出したデイジー図書の製作ソフトのバージョンが古い」ことがあげられます。ご存知のように、パソコンも図書製作ソフトも年々バージョンアップされるため、昔に製作されたデイジー図書の場合、プレクストークでは聴くことが可能でも、お手持ちのパソコンが新しい機種であったりすると再生できないことがあります。ご指摘をいただければ編集し直し、再度貸し出しいたします。 これからもご遠慮なくお知らせいただき、引き続きご利用いただけますよう、宜しくお願いいたします。 さてこの時期になるとまたまた話題になるのが寄付金の件です。点図だよりなどでもお知らせしておりますが、秋田県点字図書館では寄付金の振込みのお願いをしたり、振込用紙をお送りするといったことは一切しておりません。  また、他の団体から寄付金のお願いがあって、そちらに寄付金をお振込みいただいても当館の運営に反映、影響するということは全くありませんので、改めてご理解いただきますようお願い申し上げます。 貸出 田中 記