秋田県点字図書館だより 平成31年3月号 秋田県点字図書館編 秋田県点字図書館 2019年製作 この図書は著作権法第37条第3項に基づいて製作しています。又貸し、複製等による第三者への提供はできません。 デイジー図書凡例 1.このデイジー図書の階層は、2レベルです。 2.ページ番号は、飛ばし読み(スキッパブル)機能を設定していますので、再生プレーヤーの飛ばし読み(スッキパブル)機能を利用することが出来ます。 凡例、終わり 目次 1.図書館からのお知らせ 2ページ ・休館日のお知らせ ・館長より「平成30年度を振り返って」 ・貸出からのお知らせ ・第1回全国視覚障害者等カラオケコンクール並びに盲人演劇の集いのお知らせ ・2019年度訓練生募集のお知らせ ・盲導犬説明会(宿泊型)開催のお知らせ ・短期視覚障害リハビリテーション開催のお知らせ ・ホームページについてのお知らせ ・貸出直通ダイヤルについて ・平成30年度地元広報の音声版について ・点字図書館だよりのお知らせ ・寄贈図書のご案内 ・皆様からの投稿について 2.秋田県点字図書館の今月の新刊案内 3ページ ・点字図書の部 4ページ ・テープ図書の部 5ページ ・デイジー図書の部 6ページ ・テキストデイジー図書の部 7ページ 3.他館にある人気図書のご紹介 8ページ 4.みんなの広場 9ページ ・利用者のみなさんからの投稿 ・簡単デザートレシピ  5.おらがた あきてん 10ページ ・おらがた かしだし 2ページ 1.図書館からのお知らせ ○休館日のお知らせ 平成31年4月の休館日をご案内いたします。 休館日は、日曜日・祝日及び第2・第4土曜日です。 第1・第3土曜日の6日、20日は午前中のみの開館となります。 皆様のご利用をお待ちしております。 ○館長より「平成30年度を振り返って」 おかげさまで貸出、図書製作などは昨年度並みとなっております。皆さまからご利用いただき、また、奉仕員からのご協力に感謝申し上げますとともに、大変うれしく思っています。 反対にうまくいかなかったこととして、ホームページやサピエを活用して当館からのメッセージの発信を期待するお声をいただいてますことを反省しています。 法制度について見直し等が成される中で、情報の提供のキーステーションとして、次にどうするかを考えて前進していきたいと考えております。 ○貸出からのお知らせ 新天皇即位に伴い、4月27日から5月6日までの10連休となります。そのため点字図書館も休館となり、貸出、返却も休みとなります。 そこで、この10連休の休館に限り、貸出は、お一人様、点字版、テープ版、デイジー版合わせて10タイトルまで受け付けることとします。 図書館からの発送は4月25日、返却期限は5月10日までです。 この期間のリクエストは4月8日から4月24日まで受け付けますので、皆様は、前もってご希望のタイトル名か、著者名をリクエストしてください。ご希望の図書によっては、他館から貸出する場合や、貸出中でお貸し出来ないこともあるかと思われます。早めにご相談ください。 ○第1回全国視覚障害者等カラオケコンクール並びに盲人演劇の集いのお知らせ 特定非営利活動法人 全国カラオケ文化振興協会より、カラオケコンクール並びに盲人演劇の 集いのお知らせがあります。詳細については貸出担当へお問い合わせ下さい。 ○2019年度 視覚障害のある方を対象とした訓練生募集のお知らせ 国立職業リハビリテーションセンターより視覚障害のある方を対象とした訓練生募集のお知らせがあります。詳細については貸出担当へお問い合わせ下さい。 ○盲導犬説明会(宿泊型)の開催のお知らせ 街中を盲導犬と風を切って歩き、盲導犬との生活体験をとおして盲導犬歩行を考えてみませんか?盲導犬訓練士や盲導犬ユーザーがあなたのギモンに答えます。 開催日 2019年 第1回 5月18日(土)〜5月19日(日) 第2回 6月15日(土)〜6月16日(日) 第3回 7月 4日(木)〜7月 5日(金) 第4回 9月21日(土)〜9月22日(日) 第5回 10月21日(月)〜10月22日(火) 第6回 11月16日(土)〜11月17日(日) 第7回 12月 7日(土)〜12月 8日(日) 2020年 第8回 3月14日(土)〜3月15日(日) ※各回とも1日目の10時開始、2日目の12時解散予定 会場 スマイルワン仙台 対象 東北及び新潟にお住まいの見えない・見えにくい方 参加費 無料(1日目の昼食・夕食、2日目朝食の準備有) ※会場までの往復の交通費はご負担いただきます。また前日泊、家族同伴 及び宿泊も可能。その場合の宿泊費・食費は不要です。 定員 4名 その他 仙台駅(バス停含む)からセンターまでの送迎あり ※例えば、最寄り駅から仙台駅改札までを駅員の介助を受け、そこから当センター職員の送迎を利用可能。 ○短期視覚障害リハビリテーションの開催のお知らせ 見えなくなる・見えにくくなってもちょっとした動作の工夫や用具を活用することで一層生活が楽になります。そんな生活の工夫を学んでみませんか? 開催日時 第62回 2019年5月13日(月)から5月17日(金)(4泊5日)締め切り日は4月26日(金) 第65回 2019年11月11日(月)から11月15日(金)(4泊5日)締め切り日は10月25日(金) 会場 スマイルワン仙台 対象 東北及び新潟にお住まいの見えない・見えにくい方初参加を優先します 定員 若干名 費用 9,000円 プログラム内容 白杖歩行訓練(白杖の選び方・使い方)、日常生活動作訓練(調理や掃除)、パソコン訓練(画面読み上げソフトの使い方)、点字訓練、盲導犬歩行体験など 申し込み方法 申し込み用紙を郵送またはFAXでお送りください。お持ちでない方はお送りいたしますのでお電話ください。 【ご家族や支援者の方向けの講習会なども実施しております。日程等はお問合せ下さい。】 問い合わせ・申し込み 公益財団法人 日本盲導犬協会 スマイルワン仙台 ユーザーサポート部 〒982−0263 仙台市青葉区茂庭字松倉12−2 TEL:022−226−3910 FAX:022−226−3990 ○ホームページについてのお知らせ 当館ホームページの音声読み上げページをご利用の方は、ホームページ 右上部の音声読み上げページへのリンクをご利用下さい。 ○貸出直通ダイヤルについて 貸出窓口への直通電話が利用できます。 番号は018−853−4035です。 貸出担当者が直接電話を受けます。どうぞご利用ください。 なお、これまでの電話番号018−845−0031も引き続きご利用できます。 ○平成30年度地元広報の音声版について 秋田県点字図書館では県内の7市町村のご協力を得て、平成30年度の地元広報の音声版を収集しております。湯沢市、北秋田市、大館市、大仙市、由利本荘市、能代市、横手市からご提供いただいておりますので、ご希望の方にはお貸しいたします。どうぞご利用くださいませ。 ○点字図書館だよりのお知らせ 「点字図書館だより」は、点字版(新刊案内のみ抜粋)、音声デイジー版、テープ版、大活字版、テキストデイジー版を製作しております。 サピエ図書館では、デイジー版、テキストデイジー版をご利用できます。 また、秋田県点字図書館のホームページには、点字図書館だよりの全文テキストを掲載しておりますので、ご活用ください。 不明な点については、貸出係までお気軽にお問い合わせ下さい。 ○寄贈図書のご案内 1.次の図書が寄贈されましたので、ご希望者の方に差し上げます。 数に限りがございますので、ご要望にお答えすることが出来ない場合があります。ご了承ください。 点字版 ・ 天理教 広報 ひかり 第730号 天理教点字文庫 発行 ・ 点字厚生 NO.271 日本盲人会連合 発行 ・ 心の糧 第715号 曹洞宗宗務庁 発行 点字・墨字合本版(写真入り) ・ 江上栄子さんの家庭の健康料理教えます 上・下巻 公益財団法人 すこやか食生活協会社会福祉法人 発行 デイジー版 ・ 2019年版『くらしの豆知識』 独立行政法人 国民生活センター 発行 ○皆様からの投稿について 「点字図書館だより」に、読んだ本の感想や、体験談、短歌・俳句など利用者の皆様からの投稿をお待ちしております。 お預かりした作品は、「点字図書館だより」内「みんなの広場」でご紹介させて頂きます。 (送付先) 〒011−0943 秋田市土崎港南3丁目2の58 秋田県点字図書館 (FAXを利用の場合は)018−845−7772 (メールを利用の場合は)アドレスtenji@fukinoto.or.jp いずれも「みんなの広場」係まで 3ページ 2.秋田県点字図書館の今月の新刊案内 貸出を希望される方は 秋田県点字図書館 電 話 018−845−0031 直通電話 018−853−4035 FAX 018−845−7772 E−mail tenji@fukinoto.or.jp までお申し込み下さい。 なお、貸出は一度に1人3タイトル2週間までです。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   4ページ ○点字図書の部 2.歴史 ・スポーツ秋田の輝き求め マネジメントの経験を力に さきがけ新書 031. シリーズ時代を語る 蒔苗 昭三郎著 2冊 秋田魁新報連載「時代を語る」の「蒔苗昭三郎」編を一部加筆・修正。旧比内町生まれの蒔苗さんはバスケットボールに熱中。実業団チーム結成とレベルアップに力を注ぎ、晴れて日本一の座に輝いた。蒔苗さんの「スポーツ秋田」躍進に懸ける日々を鮮やかに描く。 3.社会科学 ・「価格」を疑え なぜビールは値上がり続けるのか 中公新書ラクレ 622 吉川 尚宏著 3冊 今や贅沢品のビール、分かりにくい地下鉄運賃、たびたび品薄になるバター、携帯電話料金…。高止まりする裏にある「官製価格」化こそが、市場からダイナミズムを奪い、経済の停滞を招く元凶であることを論じる。 ・忙しいママの日常革命 近藤 美奈子著 2冊 託児に「理由」と「罪悪感」はいらない!全国初となる一時預かり専門託児施設「ママズスマイル」を開業した著者が、忙しいママたちの微妙な心理を解説し、誰でも預けられる新託児サービスの魅力を紹介する。 4.自然科学 ・治療格差社会 ドラッカーに学ぶ、後悔しない患者学 講談社+α新書 154−3B 真野 俊樹著 3冊 「糖尿病」と「がん」にかかった患者が、治療にあたって直面する悩みを物語風に展開し、ドラッカーの言葉を紹介しつつ、解決策を考える。患者の身近な問題についてもQ&A形式で解説する。 ・死体監察医 法医学事件ファイル 竹書房新書 021 三沢 章吾著 3冊 死因を究明し、被害者の無念を晴らす司法解剖。多くの殺人や不審死の事件の解決に活躍してきた著者が、「死体解剖室」の様子、事件解明に至った経緯などを通して、犯罪捜査における法医学の重要性や役割を語る。 6.産業 ・秋田犬 文春新書 1152 宮沢 輝夫著 4冊 凛とした佇まい、「忠犬ハチ公」に象徴される主人に忠実な性質…そんな秋田犬が世界中で大人気となっている。その一方、日本では存亡の危機に瀕する。世界的にも珍しいDNAを持つ「孤高の日本犬」の謎に迫る。 ・アニメが地方を救う!? 「聖地巡礼」の経済効果を考える ワニブックスPLUS新書 166 酒井 亨著 4冊 アニメ作品の舞台・モデルとなった場所、あるいはロケ地などをファンたちが世界中、日本中から訪ねるアニメの「聖地巡礼」が、地方にどんな経済効果をもたらしているのか。数多くの実例を検証しながら、その可能性を探る。 9.文学 ・西都の陰謀 ハルキ文庫 ち2−4. 妖国の剣士 4 知野 みさき著 6冊 妖魔の左目を宿した少女剣士・黒川夏野。夏野の師匠・伊織は、国の第二の都で理一位・本庄に夏野を引き合わせるが、対面が叶ったのも束の間、本庄は毒殺されてしまう。背後には大老の失脚を狙う西原家の企みが…。第1部完結 ・手ぶくろを買いに/ごんぎつね ほか 花のき村と盗人たち/決闘/でんでんむしのかなしみ 1ぴきの子ぎつねが、はじめて人間の町へ! 10歳までに読みたい日本名作 5 新美 南吉 作 千野 えなが 絵  pon‐marsh 絵 たはら ひとえ 絵 佐々木 メエ 絵 加藤 康子 監修 1冊 きつねの親子の話「手ぶくろを買いに」のほか、「ごんぎつね」「花のき村と盗人たち」など、何度も読みたい感動の名作5話を、小学生が楽しめるように文章やさし絵などを工夫して収録。 走れメロス くもの糸 くじけず、めげず、友のために走る! 10歳までに読みたい日本名作 3 太宰 治 原作 楠 章子 文 脚 次郎 絵 加藤 康子 監修 芥川 龍之介 原作 楠 章子 文 脚 次郎 絵 加藤 康子 監修 1冊 親友との友情を描く「走れメロス」、地獄に落ちた大泥棒が極楽へ逃れようとする「くもの糸」など、太宰治・芥川竜之介の代表作を、小学生が楽しめるように文章やさし絵などを工夫して収録。 光圀伝 上 角川文庫 う20−8 冲方 丁著 9冊 なぜ、あの男を自らの手で殺めることになったのか。老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する…。まったく新しい“水戸黄門”像を描く。 老術師の罠 ハルキ文庫 ち2−3. 妖国の剣士 3 知野 みさき著 6冊 鷺沢恭一郎の「隠し子」として都で暮らしていた妖かしの子・蒼太は、ある日、暗殺されかける。大老の跡継ぎを巡る政争に巻き込まれたことを知った恭一郎は、蒼太を連れて城を訪ね、国皇・安良に会うことを決意するが…。 ソクラテスのいるサッカー部 はじめて読むじんぶん童話シリーズ キム ハウン 文 ユ ジュンジェ 絵 崔 真碩 訳 2冊 サッカー選手になりたいけど、練習より新しいシューズを買うことに夢中なトンヨンは、ソクラテス監督に出会い…。ソクラテスの人物探究やワークシートも収録。歴史上の偉大な人物が子どもたちに大切な心を教えるシリーズ。 偽りの銃弾 小学館文庫 コ3−1 ハーラン・コーベン 著 田口 俊樹、大谷 瑠璃子訳 8冊 何者かに夫を射殺された元特殊部隊ヘリパイロットのマヤ。2週間後、自宅に設置した隠しカメラに映っていたのは、殺されたはずの夫だった。夫の死の謎を追い、マヤは姉クレアの秘密、さらに17年前の事件へとたどり着き…。 定期刊行物 鍼灸の世界 豊桜 2月号 桜雲会 1冊 点字毎日 3月3日号 毎日新聞社 1冊 点字毎日 3月10日号 毎日新聞社 1冊 点字毎日 3月17日号 毎日新聞社 1冊 点字毎日 3月24日号 毎日新聞社 1冊 点字毎日 3月31日号 毎日新聞社 1冊 ライト&ライフ 3月1日・15日号 東京ヘレンケラー協会 各1冊 新刊案内 2月号 秋田県点字図書館 1冊 5ページ ○テープ図書の部 定期刊行物 朝日新聞 3月第1号 朝日新聞社 1冊 朝日新聞 3月第2号 朝日新聞社 1冊 朝日新聞 3月第3号 朝日新聞社 1冊 さきがけポスト 3月上旬号 秋田魁新報社 1冊 さきがけポスト 3月中旬号 秋田魁新報社 1冊 さきがけポスト 3月下旬号 秋田魁新報社 1冊 PHPスペシャル 3月号 PHP研究所 2冊 秋田県点字図書館だより 3月号  秋田県点字図書館 1冊 6ページ ○デイジー図書の 2.歴史 ・アメリカ異形の制度空間 講談社選書メチエ 634 西谷 修著 9:53 コロンブスにより発見され、西洋から見て「無主の地」に生まれた〈自由〉と〈個人の自立〉の制度空間、アメリカ。今や世界の隅々に浸透するアメリカの根強い規範性の由来を探る。 9.文学 ・雪の雫 詩集 寺田 榮子著 1:22 寺田栄子さん26年間の詩をまとめたもの。北秋田市の自然の美しさ、また体験した戦争の恐ろしさ、悲しさを表現。 ・鯉と富士  小学館文庫 ひ12-3 修法師百夜まじない帖 巻之3 平谷 美樹著 5:21 夜な夜な、なをの枕元に現れる火消半纏を着た男。この男に会えることを楽しみにしていたなをだったが、男の正体は…。表題作を含め、笑って泣ける短篇全7篇を収録。電子書籍「百夜・百鬼夜行帖」に書き下ろしを加えて文庫化。 ・静かな町の夕暮に 講談社文庫 赤川 次郎著 7:14 大スターを含む映画のロケ隊が、山あいの町に滞在し、静かな町を熱くした。やがて彼らが去ったあとに、地元高校演劇部員指田法子の母と大スターとのロマンス、そして演劇部員の女子高生への殺人事件が残される。大人のおもわくと少女達の夢が交錯し、意外な展開へ。 ・スマイルムーンの夜に teens' best selections 47 宮下 恵茉 著 鈴木 し乃 絵  4:40 休み時間はトイレにこもる麻帆。全身校則違反の沙羅。なにに対しても興味を持てない翔太。いい子を演じ続けるのぞみ。もがきながら、新しい自分と居場所を獲得していく中学3年生の姿を描く。 ・複眼流 社会時評集 さきがけ文庫 012 西木 正明著 8:33 「川下り事故発生の背景」「20世紀との別離」「戦争とメディア」…。歴史の裏通りを歩き続けた作家が、現代社会の森羅万象にも熱い視線を注ぎ、時代の表層深層を読み解く。『秋田魁新報』掲載を文庫化。 ・名探偵シャーロック・ホームズ 犯人はだれだ?するどい観察眼で事件解決 10歳までに読みたい世界名作 6 コナン・ドイル 作 横山 洋子 監修 芦辺 拓 編訳 城咲 綾 絵 2:32 約100年前のイギリスを舞台に、どんなふしぎな事件も見事に解決してしまう探偵ホームズと、その親友ワトスンの活躍を描く。「まだらのひも」ほか全3編を収録。 ・ひみつの花園 あれた庭をよみがえらせ、花と友情を育てる 10歳までに読みたい世界名作 13 フランシス・ホジソン・バーネット 作 横山 洋子 監修 日当 陽子 訳 朝日川 日和 絵 2:41 とじこもりがちなメアリーは花や植物を育てることで明るくなり、心も体も健康になっていく。やがて友だちもできて…。約100年前に、イギリスの作家バーネットが書いた物語。 ・アウシュヴィッツの歯科医 ベンジャミン・ジェイコブス 著 上田 祥士 監訳 向井 和美 訳 17:30 1941年、21歳のユダヤ人歯科医学生が強制収容所へ送られた。母は彼に歯の治療用具箱を持たせた…。機転と知恵を働かせながら、信じがたいほどの試練をかいくぐって奇跡的に生き延びた青年が自ら綴ったノンフィクション。 定期刊行物 週刊文春3月7日号 株式会社 文藝春秋 週刊文春 3月14日号 株式会社 文藝春秋 週刊文春 3月21日号 株式会社 文藝春秋 週刊文春 3月28日号 株式会社 文藝春秋 ライト&ライフ 3月号 東京ヘレンケラー協会 秋田県点字図書館だより 3月号 秋田県点字図書館 7ページ ○テキストデイジー図書の部 9.文学 ・真田を云て、毛利を云わず 下 大阪将星伝 講談社文庫 に34−6 仁木 英之著 1冊 関ケ原で西軍は敗れ、毛利豊前守勝永は土佐に配流された。時は流れ、徳川家康が戦国の世に幕を引かんと、ついに豊臣家討滅の師を出す時、綺羅星の如き武将たちが亡き太閤の城に集う。毛利豊前守勝永の生涯を描く戦国絵巻。 定期刊行物  秋田県点字図書館だより 3月号 秋田県点字図書館 1冊 8ページ 3.他館にある人気図書のご紹介 ・沈黙のパレード ガリレオ 9 東野 圭吾 著 秋祭りのパレードで起きた殺人事件の容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが男は証拠不十分で釈放され、堂々と遺族達の前に現れる。超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求め…。【点字版有り。デイジー版・テキストデイジー版ともにダウンロード可。】 ・婚活食堂 山口 恵以子 著 元占い師の女将が営む東京・四谷の「めぐみ食堂」には、今宵も常連客が訪れる。バツイチ、歳の差、国際結婚…。様々な恋の悩みを抱える男女を優しく包み込むハートフルストーリー。 【点字版有り。デイジー版ダウンロード可。】 ・焦土の刑事 堂場 瞬一 著 1945年東京大空襲の日、防空壕で女性の遺体が発見される。首には刃物による切り傷が。犯罪として捜査を進める京橋署刑事の高峰だが、署長から「空襲の被害者だ」と言われる。殺人事件のもみ消し、そしてまた殺人が起き…。【点字版・カセット版有り。デイジー版ダウンロード可。】 ・身代わり若殿葉月定光 書き下ろし長篇時代小説 角川文庫 時−さ61−7 佐々木 裕一 著 若殿の定光が急逝し、御家断絶の危機に瀕した旗本・葉月家は、若殿の身代わりを立てる奇策を考案。定光と瓜二つの広島藩士・村上虎丸は懇願され、葉月家の江戸屋敷に赴く。だが、日焼けが治り痩せるまでは外出禁止で…。【点字版有り。デイジー版ダウンロード可。】 ・悪玉伝 朝井 まかて 著 大阪の炭問屋の跡継ぎ問題。噂は江戸にまで届き、将軍・徳川吉宗や寺社奉行・大岡越前守忠相の耳に入る一大事に。謂れなき罪に問われた吉兵衛は、己の信念を貫くため、大勝負に挑む。【点字版有り。デイジー版ダウンロード可。】 9ページ 4.みんなの広場 ○利用者のみなさんより、俳句の投稿いただきました。 ・片付《かたづ》けを 終《お》えて残《のこ》りし 冬のごみ 萩野《はぎの》 けい さん ・石垣《いしがき》に 鳩《はと》の二、三羽《にさんば》 日向《ひなた》ぼこ 宇佐美《うさみ》 咲子《さきこ》 さん ・春《はる》の靴《くつ》 手入《てい》れ済《す》ませて 出番《でばん》待つ 柿崎《かきざき》 妙子《たえこ》 さん ・雛飾《ひなかざ》る 大和言葉《やまとことば》を 聴《き》きたくて 熊谷《くまがい》 幸二郎《こうじろう》 さん ・桜《さくら》など うれしくもなし 我《われ》は犬《いぬ》 小笠原《おがさわら》 秋一《しゅういち》 さん ○三種町の武田金三郎さんより投稿いただきました。 エッセイ風自分史・三郎 その十一  佐藤信篤《のぶあつ》先生 中学二年になって英語を担任したのが佐藤信篤先生であった。若くて美青年そのもの、目が切れ長、鼻筋が通って口元が雛人形のよう。が印象は冷たくて神経質そうであった。それで授業ではクラスの皆が緊張しっぱなしであった。事実、ときどきドスの効いた声で叱ることも。そうしていて、しばしばジョークめいたことを言う。それでお追従笑いをする生徒もいたけれど。 佐藤先生はテスト好きであった。期末テスト、中間テストのほか、この学校ではドリルテストというものがあった。ここでは全生徒の成績を五ランクに振り分けて廊下に掲げた。このためのボードと木製の名札までつくっていて、これをテストごとに移動させるのである。佐藤先生はこれとは関係なく抜き打ちでもやるのだ。 先生はこうしたテストの都度、成績順に席を並び替える。それで英語のたんびに席を移動しなければならない。こんな形で実力をさらけだされるのは屈辱かつ不快であった。なら頑張ればいいものを。ここが私の偏屈で、逆に投げ出してしまうのだ。それでもたいてい中くらいを保持することができてはいた。 まだある。授業の始まり、決まって単語十問の書き取りテストがあり、これで三つ以上の誤りがあればグランドを三周しなければならなかった。このペナルティに私は反発した。出題の予想はついている。その日に授業するページを覚えればいい。それで私は覚えなかった。 十個の単語の七つ前後は普通にしていても書ける。七つを書けないこともしばしば。他のクラスがソフトボールなどをしているとき、私を含めた三,四人がそこを三周するこの屈辱。なら七個を覚えればいいものを。そのためにあえて覚えようとしなかった。まあどっちもどっちではあった、と今は思う。 春の農繁期、私がよその家の手伝いのため早朝に早退届をクラス担任の中村先生の机に置き、自転車で校門を出かかった所で運悪く佐藤信篤先生が出勤してきたのと鉢合わせになってしまった。「お早うございます」と言えば何のことはなかったのに、これが出てこなかった。 「待てー!」 すれ違って自転車に跨ろうとしたら背後から怒声を浴びせられた。 「君はそんなに僕が嫌いか。ならこれからは一切挨拶しなくていいからな」 こう言われてしまった。それでハタと困った。学級委員長として授業前に先生が教室に入ってくると起立,礼の号令をかけなければならない。佐藤信篤先生は英語だから「スタンダップ,グットモーニング」と言わなければならない。どうしよう。土壇場まで逡巡したけれどそれをやった。結果、いつもと代わりなかった それにしてもあのころの私は内向的かつ劣等感に激しくさいなまれながら、どうしてあんなクソにしかならない反抗みたいなことをしていたのだろう。あれさえなかったら、と今になって思っている。 ○ペンネーム 豆だいふくさんより投稿いただきました。 散歩道 早朝散歩をしていると、可愛らしい足あとをみつけました。 寒い早朝に、小さな身体で歩く姿を想像してホッコリしました。 私は、幼い頃うさぎを飼っていました。とてもなついて長生きしましたが、老いて亡くなってなってしまいました。それから、動物を飼っていません。 視力の良かった頃は、育成ゲームなどで動物やロボットを育てて遊びました。とても、懐かしい思い出です。 ○レシピコーナー 最後に、ご利用者様からのご希望によりこのコーナーにて料理レシピをお届けします。 今月は、簡単デザートレシピをご紹介します。 ○切り餅deいちご大福? 切り餅をリメイクして作るいちご大福です? 材料(大福5個くらい) 切り餅 150gくらい 水 40ml 砂糖 大さじ1 あんこ 適量 片栗粉 適量 いちご 5個 【作り方】 @いちごをあんこで包んでおく。 A耐熱容器にお餅と水を入れレンジで3分くらい加熱する。(固ければ追加加熱) B木べら、すりこぎ等でかき混ぜまとまってきたら砂糖を加え更に混ぜる。 C照りが出てきたら片栗粉を入れたバットに移し5等分する。(平たく丸く)@を包んで丸めたら出来上がり。 コツ・ポイント あんこがべたつく時は片栗粉を少しまぶしておくとスムーズです。 お餅もべたつくので水や片栗粉をうまく使って下さいね? 以上、「cook pad」掲載記事から抜粋しました。 他に何か、ご希望・ご意見がありましたら、お知らせください。 お待ちしております。 10ページ 5.おらがた あきてん おらがたかしだし 貸出 田中 先日、直木賞と芥川賞の違いについて、ご利用者から質問がありました。 ご存知の方も多いと思われますが、違いを簡単にお伝えします。 芥川賞 各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞。 (純文学とは、大衆小説、あるいは小説一般に対して、商業性よりも「芸術性」・「形式」に重きを置いていると見られる小説を総称する、日本文学における用語) 直木賞 各新聞・雑誌(同人雑誌を含む)あるいは単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品中最も優秀なるものに呈する賞。 (大衆小説、大衆文学とは、純文学に対して、芸術性よりも娯楽性・商業性を重んじる小説の総称。「娯楽小説」「娯楽文学」も同義語。) 要は、芥川賞が純文学、直木賞が大衆文学ということなんですね。 そこで、今月は直木賞の受賞作品について書きたいと思います。 直木賞は、1935年に直木三十五を記念して創設された文学賞。 正称は直木三十五賞。文藝春秋を主宰していた菊池寛の発意で、芥川賞とともに設けられ、今日に至っています。 授賞は年2回。第1回受賞者は川口松太郎です。 2018年度(平成30年)の下期が第160回ですので、さすがに全部をご紹介することはできませんが、過去5年間の受賞作品をご紹介します。 第149回(平成25年、2013年度上期) 桜木柴乃「ホテルローヤル」 第150回(平成25年、2013年度下期) 朝井まかて「恋歌(れんか)」 姫野カオルコ「昭和の犬」 第151回(平成26年、2014年度上期) 黒川博行「破門」 第152回(平成26年、2014年度下期) 西 加奈子「サラバ!」 第153回(平成27年、2015年度上期) 東山彰良「流(りゅう)」 第154回(平成27年、2015年度下期) 青山文平「つまをめとらば」 第155回(平成28年、2016年度上期) 荻原浩「海の見える理髪店」 第156回(平成28年、2016年度下期) 恩田陸「蜜蜂と遠雷」 第157回(平成29年、2017年度上期) 佐藤正午「月の満ち欠け」 第158回(平成29年、2017年度下期) 門井慶喜「銀河鉄道の父」 第159回(平成30年、2018年度上期) 島本理生「ファーストラヴ」 第160回(平成30年、2018年度下期) 真藤順丈「宝島」 上記作品は、全て点字版デイジー版ともにあります。リクエスト、お問い合わせをお待ちしております。 直木賞を調べていたら、「日本一売れた本」というのがわかりました。 皆さん何だと思いますか? 黒柳徹子の「窓ぎわのトットちゃん」、売上部数800万部とのことです。 皆さんはもう読まれましたか? 先日、「デイジー図書が届いたが、CDのケースの開け口が解らない時がある。」とのご意見がありました。 デイジー図書のCDケースは、15年以上前の発行時から、変化してきています。 現在はソフトケースと呼ばれるもので、こちらは壊れにくいのですが、開け口がわかりずらいのが難点です。そのため、開け口が解るように点字シールなどを貼っています。 ところが、点字シールが貼られていないものもあることが判明いたしました。 皆様にご不便をお掛けし、申し訳ございませんでした。さっそく、全 ケースの点検をしております。 また、「点図だより」のCDケースは、ハードケースを使用しておりますが、割れやすい、とのご指摘をいただきました。このことについても、今後、検討いたします。 皆様のご意見は大変ありがたく思っております。 「お世話になっているから、意見は言いづらい。」とおっしゃる方がおられましたが、ご意見、ご指摘がなければ気が付かないことがたくさんあります。どうか、遠慮せずに、ご連絡ください。おまちしております。 デイジー図書奥付 秋田県点字図書館だより 平成31年3月号 製作 秋田県点字図書館 完成年月 2019年3月