7.おらがたあきてん おらがたあきてん 今月は、点訳・音訳奉仕員について、お話しします。 そもそも・点訳・音訳奉仕員(ボランティア)って何?というところから始めましょう。 本などの文字を点字に直すことを「点訳」と言い、点訳に協力してくれる方を点訳ボランティアといいます。 同じように文字を音訳に直すことを「音訳」と言い、音訳に協力してくれる方を音訳ボランティアといいます。 毎年、ボランティア養成講座が行われており、今年も6月5日に奉仕員養成講座開校式が行われ、点訳7名、音訳5名が翌年の3月まで年30回(1回2時間)の講座を受けます。 点字図書館の点訳・音訳の図書は正しく読んで全国共通の基準で作る必要があり、養成講座はこの基準をしっかり身につけることを目的としています。 この養成講座が終了すると、蔵書の製作に携わることになりますが、さらに2年次研修を10回受けます。 「文字をそのまま点字にすればいい、声にすればいい、という訳にはいかないという覚悟がなければ続けられない、そういう気持ちを持ってもらって講座を開催するので、途中離脱する人は少ない。」と音訳養成講座の講師は言います。このようにして、完璧を目指すのですね。脱帽です。 実際に図書を点訳、音訳されたものは、さらに校正が2度入りますので、蔵書となり皆様がご利用できるものは、ほぼ完ぺきなものとなります。 現在、点訳ボランティアは102名、音訳ボランティアは72名登録されています。 いかがでしょうか、誰にでも、すぐにできるものではないという訳です。 おらがたかしだし    田中 6月27日〜7月4日の期間、システム改修のため、貸出ができませんでした。前もってお知らせしておりましたが、 点図だよりを利用していない方や、たまたま知らなかった方など、問い合わせが結構ありました。 普段利用してくださってる方々には、「どうしますか?」などと、声掛けをしながら進めましたが、行き届かなかった部分も多々あったようです。 館からのお知らせは、点図だよりから知っていただくことが、今のところの唯一の手段です。 点図だよりを利用していただくよう、機会があればお勧めしております。皆様のまわりの方で利用されていない方がおられましたら、是非お勧めしてくださいますようお願いします。 以前お知らせしておりますが、来年3月にもシステムが停止するため一週間ほど貸出が出来なくなる予定です。日程が確定次第お知らせいたします。 このコーナーで私個人のエピソードを何度か紹介させていただいておりますが、読んでくださっている方々から、もっと載せてほしいとのご要望がありましたので、恥ずかしながら、今月も紹介させていただきます。 私の娘には、いつの間にか3人の女の子がおります。(何度かこのコーナーでご紹介していますのでご存知かと思います。) 3人もいると何かとてんやわんやの毎日のようです。そもそも私の娘は私流《わたしりゅう》に言うと子供のときから「おおボケかましまくりの、天然娘《てんねんむすめ》」なのです。 私に娘のエピソードを語らせたら、本が一冊できると私はいつも笑っています。 そんな娘が、ちゃんとお姑さんに仕え、子育てしているのですから、母として感動ものです。涙ものです。(時々、お姑さんごめんなさいと心で手をあわせることもあります。) その娘が「我が子の不思議」と題して、時々私のスマホのラインに送ってくれた文章を少し紹介します。 どしゃぶりの雨 カホ(4年生)「傘さしてると、水たまりに入りたくなっちゃう。」 ハハ「なんで?」 カホ「だってさ、傘さしてると濡れても大丈夫って思っちゃうんだよね。」 ハハ「へ〜なるほどね〜」 傘をさして服は濡れてないけど、靴はビショビショになって帰ってくるカホとカナギ(2年生)。 娘よ、あなたも同じことしてたし、言ってました。いつからそんなことをしなくなったのかな。自分の娘で検証して。 わすれた 「これやった?」 「わすれた」 「あれやった?」 「わすれた」 子供はなんでもすぐ忘れるなあ。 それとも、「やってない」より「わすれた」のほうがいい言い訳だと思ってるのかなぁ。 娘よ、あなたもよく「わすれた」と言ってました。母は「頭の中にメモ用紙を3つくらい置いておきなさい。」とよく言ったものです。覚えてるでしょ? 今でもたまに言ってますよ。 おてつだい カホ「ママ、お手伝い必要?」 ハハ「うん、おねがい。」 カホ「やったー!やったー!お手伝いしたかった!ありがとうママ〜」 お手伝いをお願いして「ありがとう」って言ってくれるんだ。お願いした人と頼まれた人、どっちもうれしくなるなんていいね。 娘よ、たまには、私にも「お手伝い必要?」って聞いてください。喜んで手伝ってもらいます。年中無休24時間受け付け中です。