4.みんなの広場 ○利用者のみなさんより、俳句の投稿いただきました。 ・玄関に ほこりの目立つ 春隣《はるどなり》荻野《はぎの》 けい さん ・大蛇嶺《おろちね》の 裾野《すその》に光る 花りんご  宇佐美《うさみ》 咲子《さきこ》 さん ・故郷《ふるさと》や 大御馳走《おおごちそう》の ばっきゃ味噌  柿崎 妙子 さん ・花冷えや 温泉好きな 旅仲間  熊谷《くまがい》 幸二郎《こうじろう》 さん ○竹田 チヤ子さんより詩の投稿をいただきました。 以下、原文のままです。 ミッフィーちゃん えきまえのデパートで ミッフィーちゃんのおおきなぬいぐるみをかった。 みたひとは まごにかってあげたかとおもったらしい そうじゃない。 わたしのミッフィーちゃんなの。 おおきくて だっこするとあかちゃんみたい。 ソファーのわたしのとなりに どんとすわっている。 わたしがかうと おかしいかなー。 でもいい。 かわいいよ。 パンダのしゃんしゃんもあればいいなー。 ○三種町《みたねちょう》の武田金三郎さんより投稿いただきました。 エッセイ風自分史・三郎 その一 納税完納 私は一九四三(昭一八)年、秋田県井川町大字今戸《いまど》に生まれた。生家は水田が六反《ろくたん》三畝《さんせ》、姉が三人で兄が二人、次が私で妹が三人いる。二人の兄の間に四番目の姉がいたのだが、この姉は生まれて半年そこそこで病死しているから、私は兄弟が何人かと尋ねられたら九人だと答えている。 父は文盲で農繁期以外は土方《どかた》や出稼ぎをしていた。貧乏人の子沢山を地で行っている環境で私は育った。小学校四年生の年に長姉《ちょうし》が嫁ぎ、二年後に次姉《じし》が、中学二年には三番目が嫁いでいる。それで家計は常に火の車であった。嫁を三人出せばカマドがひっくり返る、と言われた時代である。カマドなど無きに等しいのだからひっくり返るにも返りようがなかったのではあったけれど。 中学二年の夏休み、母が莚《むしろ》織りをしていて、私が縄をなっていた。クソ暑い昼近く、母も私も肌着一枚で汗と藁《わら》ゴミにまみれてのことである。そこにワイシャツ姿の男ども四人がノッソリと入ってきた。彼等は役場官吏で税金の督促にきたのである。 何年も前から未納になっているらしい。税金を払う金など、乾いた雑巾を絞るがごとく一滴すら出ないのだ。母は父が出稼ぎから帰るお盆まで待ってほしい、と懇願しても、官吏たちは去年もその前もこんなことを言っているが未納のままだ。もうその手には乗らないとか、しつっこく食い下がっている。 三人の姉たちを嫁がせた結果、箪笥や呉服の借金すら払えないでいるのだ。莚《むしろ》織りだけではその日の生活費すらおぼつかない。それで行商からの買い物には金でなく米で払ったりするものだから、この家ではお盆が過ぎると残しておいた一年分の飯米《はんまい》すら底をつく始末であった。 「そのときはオレの首をやる!」 役場官吏とのやりとりが十数分も続いていたとき、母がいきなり絶叫した。それで彼等は帰った。こんなに貧乏をしている家なのに、役場官吏どもは母が首をやると絶叫するまで追い詰めた。 「貧乏ってなさけねえもんだな、三郎」 しばらく身じろぎすらしないで呆然としていた母がポツリと呟いた。中学二年のこの日、私は社会の不条理なるものを脳裏にしっかりと刻印した。そうしてこれがその後の私の生き方を規定してしまった。後年、結婚をして生家に帰ったとき、テーブルに分厚いクリスタル製の灰皿が載っていた。 『納税完納百%達成連続十年。全国一』 灰皿の裏面にはこう記されていた。わが郷土井川町《いかわまち》はあれから数年後納税完納百%を達成し、それが十年も続いた記念に豪華な灰皿を全戸《ぜんこ》配布したのだ。仮に長兄《ちょうけい》夫婦が家督を継いでいなかったら、私はこいつを土間に叩きつけ、木端微塵にしていたはずだ。 ○レシピコーナー 最後に、ご利用者様からのご希望によりこのコーナーにて料理レシピをお届けします。 アスパラを使ったレシピをご紹介します。 ○5分で簡単!アスパラとツナマヨの包み焼き 卵焼きフライパンを使うから、少量の油でもカリッとなります☆ アスパラの甘味≪あまみ≫とツナマヨのコクとうまさがベストマッチ* 材料:(2人分) ワンタンの皮  8枚 ツナの缶詰め  1缶(70グラム) アスパラ 1本 油  大さじ2 ☆マヨネーズ  大さじ2 ☆青のり  小さじ1 【作り方】 @アスパラは根元《ねもと》の部分を切り、筋《すじ》がある下《した》の部分はピーラーで皮をむく。あとは斜め薄切りにする。 Aボウルにツナとアスパラ、マヨネーズ、青のりを入れて混ぜる。 Bワンタンの皮を広げて真ん中に、作り方Aを均等においたら、両端《りょうはし》から畳んで包んでいく。 C焼きフライパンに油を入れ中火に熱して、包んだワンタンの皮を並べて焼く。両面焼き色がついたら完成☆ 【コツ、ポイント】 ワンタンの皮は直《す》ぐに焼き色がつきます。アスパラ以外にもコーンをいれたり、青のりの代わりにカレー粉を加えたりしても美味しいです☆ ○アスパラとしらすのおひたし 香りと味が強い旬のアスパラは、さっとゆでると歯ごたえよく、存在感が増します。しらすとしょうがが、味の引き立て役! 材料:(2人前) グリーンアスパラ   5本 釜揚げしらす(甘塩)  20g 薄口しょうゆ  小さじ2 おろししょうが  1片分 《ひとかけらぶん》 【作り方】 @アスパラは根元《ねもと》のかたい部分を折り、ハカマを取って5等分の斜め切りにする。 A沸騰した湯に塩少々(分量外)を加えて、@を色よくゆで、ざるにあげる。 BAをボウルに移し、釜揚げしらす、薄口しょうゆ、おろししょうがを加えて和える。 【コツ、ポイント】 アスパラは根元《ねもと》のほうがかたいので、指でぽきっと折れるところから使うのがベター。 また、ピーラーで下《した》1/3くらいを薄くむくとさらに食べやすくなります。旬のみずみずしいアスパラなら、さっとゆでるだけでOK。コリッとした食感を楽しんでください。 以上、「cook pad」掲載記事から抜粋しました。 他に何か、ご希望・ご意見がありましたら、お知らせください。 お待ちしております。