4.みんなの広場 ○利用者のみなさんより、俳句の投稿いただきました。 ・ 朝顔や 季節彩る 空の色     荻野 けい さん ・ 素もぐりに 挑む若者 夏休み   宇佐美 咲子 さん ・ 頬杖を ふと外したる 昼の雷   柿崎 妙子 さん ・ 天空に 光逆巻く 大竿       熊谷 幸二郎 さん ○三種町の武田金三郎さんより投稿いただきました。 エッセイ風自分史・三郎 その五 赤ちゃんはどこから生まれる? 「赤ちゃんはどこから生まれる?」 古今東西を問わず、幼小児期に誰だって一度ならずこんな問いを発した記憶があるはずだ。大人たちは何と答えたか。その記憶はしかしどこかしらうさんくさいものであった、けれど追及するのは躊躇した。他とは違ってこれだけはそうであったのも不思議。母は私だけでなく兄たちや妹たちにも次のように教えていた。産婆さんがお腹を切って取り出してから絹の糸でしっかりと縫ってくれる、そうだ。一応は信じたけれど、どこやらうさんくさかった。母のお腹に縫った痕跡がない。十人も生んだのに。私の家には夜な夜な遊びに来る大人が二人いて、ときには三人になったりしていた。遊びに来易い雰囲気であったのだろう。彼等にこれを問うたことがある。「どごがら生まれでくるがって三郎お前まだ知らねがったのが。それはな、木のマッカがら生まれでくるんだ。それを家さ持ってきて母さんが乳を飲まひで育てるんだ」と言って大人たちはニタニタと変な笑い方をするのだ。嘘だろう。いくら幼いたってそれくらいはわかる。けれど反論して突っ込ん出はならない雰囲気がある。子どもに真実を教えるにはなにかしらばつが悪い。あのとき言葉を知っていれば『秘め事』になるか。そんなのを感得というのでしょうね。幼いころの私は学校とかよそに連れられて行ったときはおとなしくて口を開くのが恥ずかしい、内気そのものであったのに、その反動なのか家の中とか集落の顔見知りの間ではむしろ元気でしばしば奇抜なことを言うので好かれていたくらいであった。「さぶ、赤ちゃんはどごがら生まれるのが?」冬になると大人たちは馬橇で田圃に堆肥を運ぶ。その帰り、空になった馬橇にヒョイと飛び乗るのが子どもたちの遊びになっていた。叱る大人もいるし逆に手を引っ張ってくれる大人もいる。そんな大人たちに私はこう問いかけられた。「木のマッカに決まってるべ」私は得意満面で答える。これが大人たちに受けた。それで何人からも聞かれたし同じ人が何回も聞いてくることも。すると私は前にも増して元気よく答えるのだ。木を女に置き換えると正解になる、これは暗示なのだが大人たちはそこが面白いのだろう。私が真実を知ったのは中学二年生になる直前のことである。転地がひっくり返るとはあのときのことだ。 「父さん、本当のこと教えてくれないか。赤ちゃんはどこから生まれてくるの?」小学五年生の長男と風呂に浸かっていたとき、長男が顔を強張らせて問うてきた。私はなるべく正直に答えた。長男は「ふーん」と言ったきり黙りこくってしまった。二つ違いの次男からそれを問われた記憶がない。長男が教えてやったのだろう。その長男も五十歳になろうとしている。今時の子なら親が知りたくても聞けないことまで知っているかも。 ○ペンネーム 豆だいふくさんより投稿いただきました。 掃除の後で 最近部屋を掃除しました。その時、沢山のテープを見つけ、学校時代に録音したラジオドラマを聴きました。そのころ、片岡礼子のファンで、懐かしく思いました。久々に聴いたドラマで、心に残った話があります。この話は、サスペンスです。実際殺人は、ありませんが、双子の姉の妬みが妹に対してすごいです。妹は、身体が弱く短命で亡くなってしまいます。姉の夫も短命で、妹と幼なじみでした。妹は、二年前に、結婚していて。義理の弟(さとし)は、寂しい心の穴をうめるかのように、姉にひかれていくのです。姉とさとしの愛は、本当の愛だったのかと思いました。さとしと、双子妹の通い合う心は、嘘ではなかったと信じたいです。しかし、掛け違えたボタンのような愛情劇なようで、まんねりがおこした悲劇なようにも感じました。 ○レシピコーナー 最後に、ご利用者様からのご希望によりこのコーナーにて料理レシピをお届けします。 鮭を使ったレシピをご紹介します。   ○焼き鮭と大根葉の混ぜごはん お揚げさんを入れて薄味に炊いたご飯に焼いた鮭、塩をした大根の葉の混ぜただけですが、とっても美味しいです。 材料(たっぷり3人分) 米   2合 水   工程3参照 油揚げ 1枚 *薄口しょうゆ   大さじ1.5 *酒  大さじ1 *ほんだし  小さじ1 ■ あと混ぜ具材 塩鮭切り身  大きめ1切れ 大根の葉  刻んでひとつかみ 塩 (大根の葉用) 小さじ1/2 炒り胡麻 少々 【作り方】 @ 米を洗って浸水し、ザルに上げておく。 A 揚げは熱湯をかけて水気をよく切り、小さめの千切りにする。 B 飯鍋に米と*の調味料を入れてざっと混ぜる。そのあとに水を2合の目盛りまで入れ油 揚げを加えていつもと同じように炊飯する。 Cその間に鮭を焼き、熱が冷めたら粗くほぐす。 大根の葉はざくざくみじん切りにして塩をし、少し水が出たらぎゅっとしぼる。 D炊きあがったご飯をひと混ぜして蒸らす。粗熱がとれたら鮭と大根の葉、炒り胡麻を加えてざっくり混ぜてできあがり。 【コツ、ポイント】 *甘塩鮭を使いました。 *大根の葉は塩の代わりに昆布茶を使って揉むと旨みが増して、これも美味しいです。    ○フライパン1つ☆鮭ときのこのチーズ蒸焼き 鮭、チーズ、料理酒の塩分と黒胡椒だけの味付け♪思いたったらすぐ☆ 材料(2人分) 甘塩鮭 2切 しめじ  1パック 玉ねぎ 1/4個 ミニトマト  2〜3個 料理酒  大1 粗挽きこしょう  適量 とろけるチーズ 50g 【作り方】 @玉ねぎはスライス、ミニトマトは半分にカット、しめじは石突きを取り除いてほぐす。 A温めたフライパンにサラダ油(分量外)を引いて、玉ねぎとしめじを炒める。空いたスペースで鮭を両面焼く。(中火〜) B野菜と鮭に火が通ってきたらミニトマトを入れて料理酒を回しかける。その上にチーズをかけて・・・ C蓋をして弱火で蒸し焼きに。チーズが溶けたら完成です^^ こしょうをかけて召し上がれ♪ Dフライパンごと食卓に運んだら、見た目にも華やか♪ 【コツ、ポイント】 ●鮭の塩分量によって出来上がりの味が異なります。生鮭を使用する場合は予め軽く塩を振ってね。 ●玉ねぎとしめじは、少ししんなりするまで炒めると味がのりやすいです。以上、「cook pad」掲載記事から抜粋しました。他に何か、ご希望・ご意見がありましたら、お知らせください。お待ちしております。