4.みんなの広場 ○利用者のみなさんより、俳句の投稿いただきました。 ・夕焼や 列をつくりて 鳴く烏    荻野 けい さん ・蜩や コーヒー届く 山の畑     宇佐美 咲子 さん ・かなかなや 一声だけの 遊園地   柿崎 妙子 さん ・耳萎えの 吾に程よき 軒ちちろ   熊谷 幸二郎 さん ○三種町の武田金三郎さんより投稿いただきました。 エッセイ風自分史・三郎 その七  早坂盛光先生 小学五,六年松組を担任したのが早坂盛光《せいこう》先生であった。発語が明瞭でピアノが上手、音楽大好き。丸い眼鏡をかけた黒目が綺麗。正義感が飛び抜けて強かった。『叩けよさらば拓かれん』と『汝、右の頬を叩かれたら左の頬も出しなさい』。何かにつけてこの二つを出してくる。叩けよさらば、のさらばを私はさようならの意味と取り違えていたものだから、いったいこれが何を意味しているのかまるで分らなかった。右の頬を叩かれたのにどうして左の頬まで叩かせようとするのか。そう思っていたからなさけない。放課後、掃除の時間になると、早坂先生は手ぬぐいをアネさん被りにして当番と一緒になって雑巾がけをした。割り当てられている便所掃除のとき、先生が加わるとうんざりしたものだ。なぜって手抜きができないのだから。割り当ての掃除区域の中で便所ほど手抜きをしたい所が一番に多いというのに。昔の便所ときたらウジがうじゃうじゃいたものだ。今でも夢に出てくる。早坂先生のエピソードを書き連ねるなら枚数がいくらあっても足りない。先生は児童たちに災難がふりかかることがあるなら、敢然として児童たちの矢表《やおもて》に立って守ってくれる。こんな正義感の強い教師は校長になるなど出世はできないものだ。生涯一教師として教壇に立ち続けることだろう。そう思っていた。ところが先生は教頭になり、やがて校長になったのである。私にとってこれはショックであった。私は二十代半ば、労働組合活動に身を投じ、二十九歳で書記長になっていたのだが、持病である網膜色素変性症の進行で三十一歳の任期途中で書記長の座を辞めざるを得なくなった。出世はあり得ない。労働者の矢表に立つ。そう決意していたのに。四十二歳で職場から退かざるを得なくなってしまった。早坂先生が校長になったのはこの当時のことである。黙っていればいいものを、私は先生に手紙を差し上げた。『なぜ生涯一教師を貫こうとしなかったのですか。私の手本であったのに』先生から返信はなかった。手紙があったのは五年後、先生が退職してからのことである。手紙には「秋田魁新報」紙に先生が寄せた一文のコピーが同封されていた。『振り返ってしみじみ思うことがある。教師とはそら恐ろしい仕事であったと。私が何気なく発したひとことが、もしかしたらその児童の将来を左右していたかも知れぬのだ』 早坂先生はやはり立派な教師であった。校長になったのはそこに至るあれこれがあってのことだろう。手紙では私の目のことを気遣ってくれていた。さり気なく書いてはいるけれどどんなに心配してくれていたことか。手紙が往復して間もなく、先生は秋田市から能代市の私の家まで訪ねて来てくれた。汝、右の頬を叩かれたら左の頬も出しなさい。早坂先生は自らをもってこれを私に示してくれたのであった。 ○ペンネーム 豆だいふくさんより投稿いただきました。 かきとかき? 私は、1日8千歩数をめざしジョギングを日課にしています。先日雨の日、ラジオを聴きながらルームランナーで走ってますと、ほっこりするような話がありました。ある日、柿(果物)が食べたくなり、妻に(かき、買ってきて。)と話たそうです。すると妻は、牡蛎(貝類)を買ってきてくれたそうです。とても、オイシク頂いたらしいです。(この時期の牡蛎おいしいよなァ。)と思いながら走ってました。皆さんは、芸術の秋派ですか?食欲の秋派ですか?私は、どちらかというと(食欲の秋)かな?そう思いました。 ○レシピコーナー 最後に、ご利用者様からのご希望によりこのコーナーにて料理レシピをお届けします。 春菊を使ったレシピをご紹介します。   ○ベーコンと春菊の和パスタ 春菊の香りが和風味のパスタを引き立てます。スタンダードではないパスタもたまにはいいですよね! 材料(2人分) パスタ(1.7mm使用) 200g ベーコン 50g 春菊 2/1袋 つゆの素(濃縮4倍使用) 大さじ1 顆粒和風だし 小さじ2 【作り方】 @パスタは記載より1分短い時間で、塩を入れて茹でる。茹で汁を後で使うので、残しておく。 Aベーコンは少し太めの細切り。春菊は3センチの長さに切る。 Bサラダ油を引いて、ベーコンを炒める。少し焦げ目が付いたら、春菊の茎の部分を入れて炒める。 C弱火にして、和風顆粒だしを入れて炒め馴染ませる。 D茹で上がったパスタと春菊の葉の部分を入れる。 Eつゆの素と、とっておいた茹で汁をオタマ1杯分くらい入れる。強火にして水分を飛ばしながら、全体的に味を馴染ませる。 F盛り付けて、あれば粗挽きコショウを振りかけて完成。 【コツ、ポイント】 パスタの茹で汁とベーコンで充分な塩加減になるので、辛めのつゆの素を使用する場合は、つゆの素の分量を少なくした方がいいかもしれません。私は甘めのつゆの素を使用しています。   ○ぱぱっと簡単!もう一品!春菊の納豆和え 春菊の爽やかな風味と食感が良く合う簡単な一品です! ご飯には勿論おつまみにもおすすめです♪ 材料(納豆1パック分) 春菊 1/2袋(今回は8茎ありました) ひきわり納豆 1パック(四角いタイプ) マヨネーズ 小さじ1/2杯 粗挽き胡椒(無くてもOK) 少々 【作り方】 @春菊は茹でて冷水にとり良〜く水気を絞って2〜3cm幅に切ります。※出来ればキッチンペーパーで挟んで水気を拭くといいです。 A納豆に付属のからしとタレ、マヨネーズ、粗挽き胡椒を加えて軽く 混ぜておきます。 B1と2をサッと均一に混ぜ和えたら出来上がりです。 Cお好みで醤油を足したり、からしを追加したり、仕上げに胡椒や七味唐辛子をふりかけるなどお好みでアレンジしてみて下さい♪ 【コツ、ポイント】 納豆は混ぜすぎると和え難くなるので切るようにサッと混ぜて下さい。ひきわり納豆の方が春菊にしっかり絡みやすいですがお好みで(ひきわり納豆が苦手な方など)粒納豆でもOKです。 以上、「cook pad」掲載記事から抜粋しました。他に何か、ご希望・ご意見がありましたら、お知らせください。お待ちしております。